ずいぶん怠けているうちに、もう2010年の10月です。
今年は、日本も、酷暑、暴風雨、洪水など、さんざんな気象だったようですが、
トロントも、数十年ぶりの記録続きで、
春は、降雨量が少なく、その分夏に多く、
9月初めに34度、末に28度を記録したかと思えば、
8月中に15度を切って、場所によっては雪が降ったり、
10月に入ってすぐに、10度まで上がらない日と、25度を超える日が
数日おきに来たりして、
本当に世界的な異常気象ではないかと思わされます。
とはいえ、10月のトロントは、見事な紅葉です。

さて、今日は、昔を思い出して、
トロントに来た時の、学校選びについて、書こうと思います。
私たちがトロントに来たのは、2007年の3月末、
長男が中学・次男が小学校を卒業、
三男が小学校4年が終わった、春休みです。
それぞれの学校から、成績証明書や、身上書のようなものの英語版を書いていただき、
予防接種の追加接種をして、記録を英文で書いてもらい、
高校の教科書を購入して、などが、日本での作業でした。
様式のサンプルは、「海外子女教育財団」にお世話になりました。
この財団には、一度、カウンセリングをお願いし、
カナダに来るのに必要な準備や、情報を、たくさんいただくことができました。
この場を借りて、お礼を申し上げます!!
並行して、こちらの学校についての、情報を集めました。
トロントの生活情報、「グリーンページ」には、
教育システムの説明など、基本的な情報が載っています。
http://greenpage.ca/ 「留学・教育》コーナー
また、トロント日本語補習授業校のホームページや、
この補習校を運営している、
トロント商工会のホームページにも、
オンタリオ州の教育情報があって、大変助かりました。
http://www.torontohoshuko.ca/ 「オンタリオ州教育ガイド」
こうした情報をもとに、トロントでの教育システムを
ある程度、頭に入れて、
個別の学校をいくつか候補として、検討しました。
上述の、海外子女教育財団には、
海外の現地校の情報があります。
日本人の通学しているトロントの現地校について、
直接に尋ねてみれば、
いくつかの学校を紹介してくれると思います。
文部科学省のホームページの中に、教育財団の情報をもとにして、
トロントの学校の情報がいくつかあります。
2010年10月現在、ここに載っている5校は、
いずれも、教育レベルも高く、
日本での評判がある程度定着している学校のようです。
その一方で、近年、中韓両国からの
留学生・移民が急増していて、
カナダの学校というより、アジアの学校に行っているような
雰囲気になってしまっているところもあるようです。
公立の学校については、
原則として、学区制度になっているので、
特別なプログラム(芸術、IB(International Bacalorea),ESLなど)に入りたい、
兄弟が通っている、引っ越す前に通っていた、などの
理由がある場合以外は、住居が決まると、自動的にHome Schoolが決まります。
入学の際には、住居を証明する書類を、
提出する必要があります。
これは、電気代などの公共料金の請求書、
銀行口座の利用明細書、
家の賃貸(購入)契約書の写し、などです。
逆にいえば、どうしても行きたい学校がある場合は、
そこの学校の学区内に、家を探さないとならない、ということです。
ただ、上述したような、近年、希望者の多い学校の中には、
学区内に数年以上居住していることを、
入学条件にしている学校もありますので、
こうした目的での引っ越し・入学は、難しいところもあります。
トロントには、日本人街のような、
日本人がまとまって住んでいる地域は、
特にありませんが、
比較的、家族連れの日本人が多い地区としては、
North Yorkと呼ばれる地区があります。
この地区から、北東のMarkhamマーカム地区あたりは、
近年、急激に、中国・香港、韓国からの移住者が増え、
食料品や家庭用品の店をはじめ、
日本人は生活しやすい地区となっています。
(一方で、上述したように、クラス全員が東アジア人、
という学校もあるようですが…)
基本的に、トロントは、夜中に女性が一人歩きできるような、
治安のいい街の一つだと思いますが、
それでも、若者の関係する、銃による事件が発生しているような、
若干、治安の悪い地区もあります。
就学年齢のお子さんがいる場合は、
学校の情報と併せて、
近隣の事件や事故の情報も、
わかるといいですね。
トロントの学校の個別の情報は、基本的に、すべて、
TDSB(Toronto District School Board)のホームページに載っています。
私立学校については、カトリックの私立学校教育委員会のページがあります。
TDSBのホームページでは、
住所から、Home Schoolを調べることができます。
実際に、どのように、学校を決めたかは、
また、今度に。