犬がわざと粗相をする理由とは? | てんこと8チワワのドタバタ日記

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チワワの“もも”“りん”“はな”そして“りゅう”“さくら”新しく“みずき”“きき”“ひまわり”が加わり、父ちゃん、てんこのにぎやかで楽しいチワワライフのほか、日々の出来事をのんびり綴ります。


犬がわざと粗相(トイレを失敗する)理由として、2つの原因を考えることができます。

1.飼い主さんに構って欲しいから
2.決められた場所以外でトイレをしたいから

ほとんどの場合、この2つに当てはめることができます。

わざと粗相をする理由「飼い主さんに構って欲しいから」について

犬は人に構ってもらうことが大好きです。「遊んで~」とおもちゃを持って来たりなど、構って欲しいことを上手くアピールすることができる犬もいますが、上手くアピールすることが 
できない犬もいるんです。         


わざと粗相をすることで構って欲しいことをアピールしようとすることには理由があります。上手くトイレをすることができたとき、飼い主さんがたくさん褒めてくれたからです。子犬の頃など、トイレトレーニングをする際、上手くトイレをすることができたらたくさん褒めてあげていたと思います。犬は、そのときのことを覚えているのです。

どんなときに起こる?

犬がわざと粗相をすることで、飼い主さんに構って欲しいことをアピールする、それはどんなときでしょうか。

1.多頭飼いしており、他の犬が病気になり、看病のために飼い主さんが付きっきりで、自分を構ってくれる時間が減ってしまったとき
2.飼い主さんに子供が生まれ、赤ちゃんのお世話で忙しく、お散歩や遊びの時間が短くなったり、なかなか自分を構ってくれないとき
3.新しい犬がやってきて、その犬を構う飼い主さんを見て、ヤキモチを焼いてしまっているとき

など、自分に対する飼い主さんの様子が変わってしまったときに起こりやすいようです。

どんな対処が望ましいのか

わざと粗相をしてしまったときは、叱ったり怒ったりするのではなく「無視」してください。

犬は人に構ってもらうことが大好きです。飼い主さんに構ってもらうことはもっと大好きです。それなのに飼い主さんが構ってくれず、構って欲しいことをアピールするためにわざと粗相をしてしまったのです。

そんなときは無視することが最も望ましい対処法です。人に構ってもらうことが大好きな犬ですから、叱られたり怒られたりすることよりも、無視されることの方がずっとずっとイヤで悲しいことです。

わざと粗相をする理由「決められた場所以外でトイレをしたいから」について

犬にとって、トイレをするということはマーキングのひとつでもあります。「どこでするのか」ということがとても重要なことなのです。

決められた場所ではトイレをしたくないこともあります。マーキングしたい場所にする、お気に入りの場所にする、それは犬にとって「失敗」や「粗相」ではないのです。また、「外でトイレをしたい」という理由から、わざと粗相をしてしまう犬もいます。

室内でトイレをさせていたけど失敗ばかりするから外に連れて行くことにした、という話を何度か聞いたことがあります。犬からすれば「やった!外で出来るぞ!」と思い通りになって嬉しいはずです。
しかし、この対処法では室内でトイレすることをしなくなってしまうかもしれません。外に連れて行かないとトイレをしてくれなくなることもあります。

どんな対処が望ましいのか

「決められた場所でトイレをすると良いことがある」と認識させることです。決められた場所、トイレシートの上でトイレをすることができたら、思いっきり褒めてあげましょう。おやつを与えても良いと思います。

上手くトイレができれば「褒めてもらえる」「おやつがもらえる」とわかれば、わざと粗相をすることはなくなると思います。

まとめ

飼い主さんに構って欲しくてわざと粗相をしてしまう。飼い主さんのことが大好きだからこそなのだと思います。愛犬が満足するまでたっぷり構ってあげてください。

少しお散歩の距離を伸ばすだけでも良いと思います。飼い主さんと一緒にいる時間が何よりも幸せなのですから。



参考資料

わんちゃんほんぽ