【下町】両国・江戸東京博物館～東京の交通100年博～

都営交通100周年記念特別展

　
　久しぶりに、ＪＲ総武線各停の両国駅前にある、江戸東京博物館へ行ってきました。
　

　普通は、このまま階段を上がっていくのですが…
　今回は、特別展を見るため、左側から１階入口へ。
　

　浅草の鷲神社から寄贈されたという、熊手。
　年間観覧者100万人を目指して、商売繁盛を願うのだとか。
　

　この熊手の向かいが、特別展の入口。
　展示品は写真撮影禁止でした…(T T)
　
　　
　唯一撮影ＯＫだったのが、こちら。
　東京市電ヨヘロ１形の模型。明治３０年代に製造。
　前面の、大きな丸いライトが可愛い！
　

　それでは、乗ってみましょう♪
　

　こんな感じでした。
　

　都電荒川線・都営地下鉄・都営バスを運営する東京都交通局は、
　今年８月１日で創業100周年。

　明治から大正、昭和、平成へと至る東京の交通の歴史を、
　車両模型や収蔵品を見て振り返る事ができます。
　
　側面行先板や、当時の定期券など、鉄っちゃんなら泣いて喜ぶ品がずらり。
　
　
　興味を引いたのは、
　関東大震災の後、すぐに都電が復活したこと。
　第二次世界大戦の後、米軍が車両を提供してくれて、すぐに都営バスが復活したこと。
　生活するのに欠かせない、都民の足を第一に考えていたんですね！
　
　また、関東大震災の後は、ガレキを運ぶ車両も登場。
　東京都交通局が独自でやったというより、東京都や国との連携プレーなのでしょうね。
　

　
　都民の足だった都電は、車社会になると渋滞の原因ともなり、
　荒川線を残して、その姿を消しました。
　
　その代わりに登場したのが、都営地下鉄。
　

　
　都営地下鉄は、東京メトロに比べると運賃も高いし、赤字続きで、
　何度か、東京メトロ（旧・帝都高速度交通営団）との統合話も出ました。
　現在も、石原慎太郎知事は東京メトロと都営地下鉄の経営一元化を求めているそう。
　
　現在、政府が東日本大震災からの復興財源の一部として、東京メトロ株の売却を検討。
　政府が株式を手放した場合、都が購入すると繰り返しており、
　経営統合の話が一気に進むかもしれない…とのこと。
　
　その方が利用者にとってもわかりやすいし、低料金で利用できるようになるからいいのでは？
　と、大学の頃から思っていたのだけど…

　今回の特別展を見て、
　東京メトロとは違った、都電魂を継いだ都営地下鉄の、頑張りを目の当たりにした気がします。
　
　
　特別企画の部屋にて。
　渋谷駅前。
　