【洛陽第10~14番】清水寺(北法相宗) | 転勤族☆たれ旅ぶろぐ2 from 千葉(転勤8回目!)

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<09/03/27>

 大阪に来て1年間で、


 と3回来た、京都で一番の観光名所・清水寺。4回目は洛陽巡礼で来ました。
 ちなみに5月末まで、二度目のご本尊ご開帳中です。


 洛陽巡礼では、10番から14番までが清水寺の境内にあります。
 納経は全て清水寺本堂横の納経所で行います。

★第10番・清水寺善光寺堂(旧地蔵院)

 清水坂を上がっていくと、仁王門の手前左側に、ぽつんと建っています。
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 元は地蔵菩薩を本尊とする「地蔵堂」。やがて如意輪観音像をあわせ祀って「地蔵院」になり、明治に奥の院南庭の善光寺如来堂を合併して「善光寺堂」と称するように。
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 それでは仁王門をくぐって境内へ。
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 と、その前に。通常狛犬は、片方が「あ」で、もう片方が「うん」。
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 でも清水寺の狛犬は、両方とも「あ」「あ」なのでした。
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 門をくぐったらこれをチェック。……答えは、最初に紹介した記事のどれかに。
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 仁王門を過ぎて右へ行くと、西門。
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 写真中央、門の上部についている象が可愛い。
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 日本最大級の三重塔。
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 随求堂。本堂の地下を巡る、胎内めぐりができます。
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 左側は2003年のチケット、右側は今のチケット。
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 田村堂。今年は清水寺を建立した坂上田村麻呂公1200年御遠忌にあたり、特別開帳中。
 坂上田村麻呂は、歴史の授業で1度は耳にしたことのある、征夷大将軍。
 越後や陸奥にも出向いている、いわば転勤族の元祖。
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★第13番・清水寺朝倉堂

 チケットを買ってくぐる轟門の隣にあるのが、朝倉堂。
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 お堂の正面は轟門をくぐらないと拝見できないので、まずはチケット大人300円。
 これで春から冬まで揃いました。冬だけ2003年のもの。夏は千日詣だけ特別仕様。
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 というのはさておき、中へ。
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 本堂のご本尊拝観待ち用のテントに邪魔されていますが…。
 応仁の乱で全焼した清水寺再興の際、最大の奉加をした越前の守護大名・朝倉貞景が法華三昧堂として寄進。本堂そっくりに、清水型十一面千手観音をつくり祀ったそう。ご開帳の予定はないそうです。
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★第12番・清水寺本堂

 そして、ご本尊拝観。写真は、西国巡礼の時に買ったパンフから。
 清水型というのは、高く上げた両手に小さな阿弥陀さまを抱いたお姿。
 十一面千手観音の脇侍の、武装した毘沙門天(右)と地蔵菩薩(左)にも注目。どうして武装しているのかは、西国巡礼の時の記事参照。
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 本堂側にある、出世大黒。去年春の時点ではケースがなかったのに!盗難防止?
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 本堂の正面へ。西国巡礼の方が大勢いました。
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 普段は内陣に入れないので、外陣に入って拝みます。
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 奥の院から見た本堂と舞台。
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 舞台から、京都市内を望む。京都タワーが見えますよ。
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 今週は寒かったから、桜はまだまだ…。
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 向いにある子安の塔は、いつの間にか工事中!?
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 本堂横の納経所でご朱印を頂きました。全部で5か所だから1500円…。

 つい立ち寄り、つい写真を撮ってしまう、地主神社のうさぎ。
 大国主は島根・出雲大社に祀られている神様で、熊野のスサノオノミコトの6代後の子孫。
 国や土地の神様だと思っていたけれど、縁結びの神様でもあるのですねぇ。
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 境内には実にいろいろなお堂があります。これは釈迦堂。
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 百体地蔵堂。
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 阿弥陀堂。
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★第11番・清水寺奥の院

 そして、奥の院。
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 舞台から見ると、こんな感じ。
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 音羽の滝の上に立つ奥の院は、清水寺を開創した行叡居士と延鎮上人が音羽の滝で観音行を修練し、止住した草庵の旧跡。
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 ご本尊は千手観音。写真は、2003年の243年ぶりのご開帳時のパンフから。
 本堂のご本尊とは異なり、三面で、坐像。
 去年奈良と名古屋で開催された西国三十三所展に出品されたのですよね。見たかったなぁ。
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 ご本尊は秘仏なので、手前にふれ愛観音が。
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 ところで、奥の院の裏を回ると、隠れキャラ・ぬれて観音が。
 知っている方は清水寺通!
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 奥の院を過ぎたあたりから、清水寺の境内が一望できます。
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★第14番・清水寺泰産寺

 奥の院を過ぎると、みんな音羽の滝に向い、ほとんど行かないのが泰産寺(子安の塔)。
 途中から見える景色は、上の場所よりも全体が一望できて、穴場スポット。
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 古びた三重塔には工事のカバーがかかり、階段の下からお参り。
 奈良時代に、聖武天皇と光明皇后が御子の誕生を祈願し安産されたので建立したそう。
 6センチの小観音を胎内に宿す千手観音を祀っているので「子安の塔」と呼ばれ、安産の祈願塔として名を知られてきたのだとか。
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 途中、1本だけ桜が満開。
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 音羽の滝は、相変わらず大行列。
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 さて、これはどこから撮ったでしょう?
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 洛陽巡礼のおかげで、境内あちこちを、きちんとパンフの説明を読みながら回ることができました。
 実は今回巡っていない場所のひとつに、成就院があります。通常非公開の、庭園が見事だという塔頭。いつか拝観したいものです。