【洛陽第2番】誓願寺(浄土宗) | 転勤族☆たれ旅ぶろぐ2 from 千葉(転勤8回目!)

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 六角通を真っ直ぐ東へ行くと、新京極通にある誓願寺にぶつかります。http://www.fukakusa.or.jp/
 新京極を端から端まで歩いたことがあれば、一度は目にしているはず。

 何度も通っているはずですが、いつも素通りしてました。参拝するのは初めて。
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 門を入った途端、開かれた本堂の置くにいる阿弥陀仏と目が合います。目力凄い!
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 開創は667年。天智天皇によって奈良の地に開創。開山は恵隠僧都で、当時は三輪宗。
 平安時代に京都に移転、豊臣秀吉により寺町三条に移転。
 浄土宗西山深草派の総本山。

 凄いなぁ、と思ったのは、歴史上有名な二人の女性作家が極楽往生していること。
 ひとりは清少納言、もうひとりは和泉式部。

 娘に先立たれた和泉式部は、世の無常を感じて播州の書写山(西国27番・圓教寺)へ。
 ところが「京都八幡山の大菩薩に祈るべし」と言われ、石清水八幡宮へ。
 夢に老僧が現われて「誓願寺で祈るべし」と言われ、誓願寺へ。
 48日間こもって念仏を唱えたところ、夢に老尼が現われて「念仏をとなえれば女人の往生は疑いなし」とお告げが。
 そして庵を結んだのが、新京極にある「誠心院」。

 書写山は今でも高速で大阪から1時間+ロープウェーと行きにくい場所なのに、当時は歩いて行ったのですよね…。そこから石清水八幡→寺町三条と移動したなんて、昔の人の信心深さ+体力には感心するばかりです。

 さて「洛陽三十三所観音巡礼」なので、阿弥陀仏の隣に「一言観音」と呼ばれる十一面観音菩薩が。
 弘法大師の作と伝えられ、元々は誠心院の向かいにあった長金寺の本尊。廃寺となったため、誓願寺にお祀りすることになったそう。
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 ここもふらり立ち寄りたい、お気に入りのお寺に追加となったのでした。

 次は、第4番・革堂へ。