城南宮「曲水の宴」 '08春 | 転勤族☆たれ旅ぶろぐ2 from 千葉(転勤8回目!)

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 季節の変わり目は体調を崩しやすいもの。古代、人は川で水を浴び身を清め、無病息災を祈っていました。これが宮人の春の雅遊となって曲水の宴となりました。曲水の宴というのは簡単に言うと、短歌を詠んで、小川を流れてくる盃の酒を飲むというもの。

 元々中国で行われていたもので、有名なのは353年3月3日に行われた蘭亭曲水。それが流し雛に発展し、その後桃の節句として定着したのでした。

 近鉄京都線・竹田から徒歩15分のところにある城南宮は、白河上皇が造営した城南離宮の守護神として崇められた、方除け・厄除けの神社。http://www.jonangu.com/


 城南宮に到着。
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 本殿。国常立尊(くにとこたちのみこと)・八千矛神・息長帯日売命(おきながたらしひめのみこと)が祀られています。
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 曲水の宴の会場へ向かいます。
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 竹林を通ると心落ち着く。
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 会場の、平安の庭。凄い人混みです。
 宴は14時~15時。椅子席最前列に座るには、2時間前には来ないと無理らしい。
 椅子席後部に座るよりは、立見席前列の方が見やすいです。
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 宴が始まるまで、宮司さんのお話と、琴の演奏。
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 報道陣の数も凄い。
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 いよいよ宴開始。まずは参宴者の入場。
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 ピンクの可愛らしい衣装を纏った女人。
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 狩衣姿の貴族、小桂姿の姫が勢揃い。
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 ここで、歌題拝見。今日の短歌のテーマが発表されます。
 今回は、源氏物語千年に合わせて「若紫」。
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 各自、遣水(小川)の座に着きます。
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 歌人が短歌を考えている間、女人が舞を舞います。
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 童子が盃に酒を注ぎ、川に流します。
 歌人は最初の盃は見送り、和歌を詠んで短冊にしたためます。
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 各々盃をいただきます。
 童子は短冊を集めます。
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 集めた短冊を舞台上へ。
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 宮司が集まります。
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 各歌人の和歌を朗詠します。独特の詠み方の響きが素敵。
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 最後に、流し雛。有料で、人型を流すことができます。
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 宮内の庭園。つつじが綺麗。
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 藤も綺麗でした。
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 京都ならではの雅な催し。
 春の日差しと共に、心もほっこり。