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花冷え

 東北地方太平洋沖地震により被災された方々に心よりお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。現在、気象庁では東北地方太平洋沖地震関連情報として、被災地の天気情報を発表しています。URLはこちらになります→http://www.jma.go.jp/jma/menu/jishin-portal.html 。是非ご参考にして頂ければと思います。震災のため当ブログを暫くお休みしておりましたが、今週より再開させて頂きます。今後とも何卒よろしくお願い致します。


 寒かった3月も今日で終わり、明日から4月です。ソメイヨシノの開花は当初の予想より遅くなったものの、東京では28日、大阪でも本日31日に開花しました。東京では平年日、大阪では平年より1日遅い開花です。


 この季節になると、本州付近を支配していたシベリア高気圧の張り出しが弱まり、日本付近を移動性高気圧が通過するようになります。しかし、一言で移動性高気圧と言っても、日本の北を通過するか南を通過するかで、気温は大きく変わります。「花冷え」という有名な季語がありますが、これは移動性高気圧が日本の北を通過する時に起きる現象で、日本付近は冷たい北東の風が吹き、一日どんよりと曇って気温が上がりません。昨年の4月16日は典型的な「花冷え」の日となりましたが、この日の東京大手町の最高気温は7.5℃と真冬並みの寒さとなりました。


 今年の4月は暖かな陽気で幕開けとなりそうですが、早くも来週初めには「花冷え」の気圧配置が予想されています。関東地方では現在、電力需要が供給を上回ると予想される場合に計画停電が実施されます。このような「花冷え」の気圧配置になると照明需要、暖房需要とも増え、計画停電が実施される可能性が高まりますので、体調管理とともに注意が必要です。



晴れ【今日の1問!】晴れ


Q.3月中旬から4月上旬にかけてぐずついた天気が続くことがあります。これを何と呼ぶでしょうか。


① さざんか梅雨  ② えぞ梅雨  ③ なたね梅雨  ④ はしり梅雨

木の芽

 旬の食材には、その季節独特の風味があります。春の味覚と聞いて思い浮かぶのが、菜の花、筍、たらの芽。一般に春野菜には苦味やアクがありますが、「春には苦味を食べよ」とはよく言ったもので、苦味野菜には素晴らしい効用があるのです。


 まず、ビタミンCが豊富なので紫外線対策に、またポリフェノールが豊富に含まれているため、老化防止に役立ちます。さらに、苦味成分に含まれるアルカロイド類が新陳代謝の促進に、強い香りの成分に含まれるテルペン類には、血圧抑制作用、鎮静作用、血行促進作用があります。


 そんな中、和食ならばどんな料理にも使えるのが、木の芽です。和食のお店では年中あしらわれるようになっていますが、やはり旬のものは違います。そして、木の芽が好きなのは人間だけではないらしく、アゲハチョウの幼虫も、木が丸裸になるまで食べるくらい好きなのだとか。


 ところで、木の芽を「このめ」と読むと"春に芽吹く木々の芽"を、「きのめ」と読むと"山椒の芽"を指します。そのため、「木の芽山」「木の芽雨」「木の芽風」は、すべて「このめ」と読むのが正解です。一方、「木の芽和え」はもちろん「きのめあえ」、ただし「木の芽漬け」に限っては山椒に加え、アケビの若葉も含まれており、これは京都鞍馬の名物です。



虹【前回のこたえ→】④(黄砂) 虹


 それぞれ一粒あたりの代表的な半径は、雲粒がおよそ0.01mm、霧粒がおよそ0.1mm、スギ花粉が0.01~0.02mm、黄砂が0.004~0.008mmです。黄砂の方が花粉よりも大きいと思いがちですが、実際はこのように花粉の5分の1ほどの大きさしかないため、花粉用のマスクでは黄砂が気管系へ侵入するのを防ぐことはできません。これからの時期は、ウイルス対策用のマスクが一挙両得です。



花粉の季節~生活編~

 暖かい日があったかと思えば、真冬のように寒い日に逆戻り。これはまさに春に向かっている証拠ですが、気温差に体が悲鳴を上げていませんか?

 そしてそこに追い討ちをかけるように、花粉も南風や北風に乗って飛散しはじめます。


 先週は花粉が大量飛散する天気について紹介しましたが、今週は花粉症対策について書いてみたいと思います。


<対策①>今からでも遅くない!耳鼻科に行って薬を処方してもらう。

 

 市販の薬はどうしても眠気や口の渇き、むくみといった副作用があり、病院より費用もかさみます。耳鼻科ならば鼻汁の吸引や、体質や症状に応じた薬(点媚薬、頓服薬など)を処方してくれます。特に鼻づまりは、一旦出てしまうと薬の効き目も薄れてしまうため、一日でも早く処方してもらいましょう。


<対策②>とにかく防衛!マスクとサングラス。


 花粉を直接吸い込まないためには、とにかくマスクです。箱に大量に入ったタイプでも全く構いませんが、サイズやゴムの強さなどが合わないとかえって不快感が増します。花粉は皮膚の乾燥やかゆみを引き起こす事もあるので、マスクは顔に大きめにフィットするものがおすすめです。

 意外と使用率の低いのが花粉用サングラス。たしかに見た目はイマイチなものが多いですが、それでも一頃に比べたら随分コンパクトになりました。また、コンタクトレンズをしている人は、花粉がレンズに吸着してしまうので症状が悪化しやすくなります。目の洗浄液で眼内の花粉を洗い流すのも効果的です。


<対策③>くっつけない。持ち込まない。


 寒さがぶり返す時期のため、毛足の長いニット類の出番もまだまだ続きますが、花粉も吸着しやすくなります。顔周りの巻物類やコートは、花粉が吸着しにくい素材のものを選びましょう。また、家や職場の玄関に入る前は、服や髪の毛をはらって花粉を落とし、室内に持ち込まないのも重要です。



 どれも当たり前の事のように思いますが、ちょっとでも怠ると大変なことになりかねません。こうした対策を日々きちんと心がけ、春を楽しみましょう。


晴れ【今日の1問!】晴れ


Q.次のうち、一粒のサイズが最も小さいものはどれでしょうか。 


① 雲粒  ② 霧粒  ③ スギ花粉  ④ 黄砂


虹【前回のこたえ→】③(タンポポ) 虹


 世界三大花粉症は、ヨーロッパのイネ科の花粉症、アメリカのブタクサ花粉症、日本のスギ・ヒノキ科によるスギ花粉症です。タンポポによる花粉症も存在しますが、タンポポは虫媒花なので、花粉が風によって大量に飛散することはありません。



花粉の季節

 2月も下旬となり、そろそろ花粉の飛散量が多くなる季節に突入します。今年は昨年の夏が猛暑だったこともあり、昨春に比べて飛散量の多くなる所が多いようです。特に近畿、東海では10倍程度になる予想です。


 一般に、その年の花粉飛散量が多くなる要因は次の通りで、今年はすべての要因がそろっています。


 ① 前年夏の気温が高い

 ② 前年夏の日照時間が多い

 ③ 前年夏の降水量が少ない

 ④ 前年春の花粉飛散量が少ない


 実は6年前の2005年も花粉が大飛散した年でした。2005年の2~5月の関東地方の花粉飛散量を日ごとに並べると下のグラフのようになります。


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 グラフを見ると3月7日に花粉が大量に飛散しはじめ、4月8日にピークであったことがわかります。注目は花粉が大量に飛んだ日の最高気温。花粉飛散量は最高気温が前日に比べて急に高くなる日に多くなることがわかります。


 3月7日の天気図を見ると、本州南岸を通過した低気圧が東に遠ざかり、南から高気圧に覆われたため、晴れて気温が高くなったことがわかります。


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 また、花粉の飛散量は風の強い日にも多くなる特徴があります。

 花粉のピークとなった4月8日は、日本付近を寒冷前線が通過し、南よりの強風が吹いたことが天気図からわかります。


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 これら花粉が飛びやすい天気図は覚えておいて損はないと思います。花粉の危険日を自分でも予想できるので、きっと役立ちますよ!


晴れ【今日の1問!】晴れ


Q.世界三大花粉症の原因となる植物として、あてはまらないものはどれでしょうか。 


① イネ  ② ブタクサ  ③ タンポポ  ④ スギ・ヒノキ


虹【前回のこたえ→】④(台湾坊主) 虹


 日本の南岸を通過する低気圧は、しばしば台湾付近で発生することから「台湾坊主」と呼ばれたりします。天気図をみると、低気圧のまわりの等圧線がちょうど坊主の頭に似ていることから、このような呼び名が付きました。

南岸低気圧

 今週の月曜日は太平洋側を中心に広い範囲で雪になり、雪のバレンタインデーとなりました。これは、本州の南岸を低気圧が通過したためですが、都心でも20時前から雨が雪に変わり、翌朝にかけて2cmの積雪となりました。


 予報では雨の可能性が高いと言われていましたので、外に出てみてびっくりという方も多かったのではないでしょうか。実は雪になるかどうかの予想はとても難しく、低気圧の通過するコースや寒気の流れ込み度合いで大きく変わります。


 一般に、雪になるかどうかは気温と湿度を見ればわかります。下の2つの図は、左が過去12年間に東京大手町で雪が降り出した時間の気温と湿度を、右が時間1cm以上の雪となった時間の気温と湿度を表しています。左図の赤線より左側であれば雪になることがわかります。また、右の図から時間1cm以上のしっかりとした雪が降るのは、気温が2℃未満、湿度が80%以上であることがわかります。

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 月曜日に東京大手町で雪が降り出した時間の気温が3℃、湿度80%なので、赤線の左側に入っています。また、雪が強まった22時以降の気温は0.5℃、湿度85%で、これもばっちり右図の範囲内ですね。

 さて、みなさんもご存知のとおり、関東平野部で積雪する原因のほとんどが南岸低気圧ですが、気象の勉強をされた方なら、この南岸低気圧の雪で春の気配を感じる方がおられるかもしれません。


 南岸低気圧がやってくるということは、シベリアからの寒気が弱まって南から暖気が北上してくることを意味します。冬型の気圧配置がずっと続けば南岸低気圧はやってきません。このため、首都圏で雪が積もるのは次第に気温が上昇する2月~3月が多いのです。二・二六事件が勃発した日の東京は、南岸低気圧による大雪だったのは有名ですね。


晴れ【今日の1問!】晴れ


Q. 首都圏に雪をもたらす南岸低気圧ですが、その発生地域からある別名がついています。それは次のうちどれでしょうか。

① 上海ガニ  ② 土佐次郎  ③ 隠岐のトビウオ  ④ 台湾坊主


虹【前回のこたえ→】④(風が穏やかになる) 虹


 春と聞くと穏やかな天気のイメージを持ちたくなりますが、「春一番」に代表されるように強い風の吹く日も多くあります。この強風により電車が止まる、黄砂や花粉が混じって視程が悪くなる、火災が起きやすくなる等が挙げられます。