tenkaraのブログ -5ページ目

tenkaraのブログ

私の体験談を綴っています。


この話は、心霊と言うより不思議な
話と言うような事なんです。

私がまだ小学校一年生  姉が三年生
だった頃に、自宅の四軒隣の家に、
くにちゃんと言う色白で長い黒髪
そしてとて可愛いいお人形のような
女の子が住んでいました。

学校から帰って来ればいつも姉と
一緒にくにちゃんを誘いに行って
近所の公園で遊んだり、
他の友達と一緒に鬼ごっこや
かくれんぼをして遊びました。

私とあまり年は変わらないように
思っていましたが同じ学年には
居なかったので一年上なのか一年下
なのかって言うくらいの年だった
のでしょう。

しかし、私の事をお兄ちゃん  
姉の事をお姉ちゃんと呼んでいまし
た。

そんなくにちゃんでしたがすこし
変わったところがありました。

みんなで散々遊んだ帰り、いつも
泣きそうな顔になるんです。

どうしたの?と聞くと

家に帰るのが怖い‥。と言うの
です。

なんで?と聞くと、くにちゃんは

夜、家に帰ると片目だけが
ギョロギョロ動く知らないおばさんが
居るから‥と言うんです。

くにちゃんのお母さんは
綺麗で凄く優しい人だし

くにちゃんのお父さんも優しくて
私たちにもよく色々と話をしてくれる
凄くいいお父さん。

私や姉は片目だけがギョロギョロ動く
知らないおばさんって言うくにちゃん
の言葉に、頭の中で想像が
膨らんで凄く恐ろしいおばけ像を
思い浮かべ怖くなった記憶があります。

他にも、次の日の天気が分かって
いたり。
友達の◯◯君は明日風邪で熱が出る
から遊べなくなるよ!とか

全て完璧に言い当てていく子
だったのです。

そんなある日のこと
くにちゃんと私で遊んでいた
時のこと。

くにちゃんが私に
ねえ‥、大人になったらくにを
お嫁さんにして欲しいって
言って来たのです。

私は前からくにちゃんのことが
好きだったので凄く嬉しかった
記憶があります。

大人になったらくにちゃんが
俺のお嫁さんになるんだと
子どもの頃は信じ切っていました。

今思えばくにちゃんが私の
初恋の相手だったのでしょう(笑)

そんなことがあった次の日から
くにちゃんを凄く意識してしまい
会うと照れくさくて仕方なかった
記憶があります(笑)

それからもいつもくにちゃんと
遊ぶ日が続いていたのですが、
ある日のことくにちゃんが
裏山に行こう。今日は◯◯様が
来てるからと

◯◯様って誰?と聞くと
くにちゃんは、神様だよ、と

訳も分からないまま
私と姉はくにちゃんについて
裏山に向かったのです。

この裏山と言うのは家の近くに
ある古墳なんです。

その古墳は山になっていて
山に上がって直ぐの所に手彫りの
洞窟があって、その洞窟には
巳様とお稲荷様が祀ってあるんです。

その隣に一軒家があり一人の
おばあさんが古墳を守りされて
ました。

子どもの頃はその洞窟が不気味で
行くことが怖かった記憶があります。

散々御山で遊んだ帰り

あっそうだ!神様居なかったよね
と私がくにちゃんに言うと

くにちゃんは居たよ!ずっと近くに
と言ったんです。

姉も、くにちゃんの後ろに白い玉の
ようなものが浮かんでいたよと
言い出したので私はすごく怖い
思いをして家に帰ったのを覚えて
います。

その次の日の事です。

私と姉は学校から帰って来て
いつものようにくにちゃんの家へ
くにちゃんを誘いに行きました。

しかし、その日は家に鍵が閉まって
いて、くにちゃんは居ませんでした。

家族で出かけているんだと
その日は姉と一緒に遊びました。

次の日もくにちゃんの家に行きました
が居ませんでした。

その日の夜の事。

母親に、くにちゃんが昨日も今日も
居なかった。と言うと

母親はくにちゃんって誰?と

私は、くにちゃんはくにちゃんやん
いつも一緒に遊んでいる女の子やん
四軒隣に住んでる。と言うと

母親が言った一言に衝撃を受けました。

四軒隣は◯枝さんでしょ
女の子なんて居ないよ‥と

そうなんです。

四軒隣は◯枝さんと言う家族が住んで
いるのです。

私達がもっと幼い頃から四軒隣には
◯枝さんが住んでいました。

◯枝さんは私達より二歳年上の
息子さんが一人

◯村  くにちゃんなんて初めから
そこに住んでいないのです。

私達が◯村さんの家だと毎日遊びに
行っていた家は初めから◯枝さんの
家なのです。

くにちゃんといつから遊ぶように
なったのかさえ思い出せない。

わけが分からなくなった私と姉は
家を飛び出して四軒隣の家へ
行ったのです。

表札を見ると、そこには◯枝と。

いつも一緒に遊んでいたくにちゃん
はどこへ行ったのでしょう。

遊びに行くといつもちょっと待って
ね!くに~!と呼んでいた優しい
くにちゃんのお母さんは?

くにちゃんと遊んでたらいつも一緒
に遊んでくれてありがとう。と
私達にも色々と話をしてくれた
優しいお父さんは?

そして、大人になったらお嫁さんに
してね!と言ったくにちゃんは?

みんな一瞬にして消えたのです。

そしてある事に気付きました。

あの時、くにちゃんが夜家に帰ると
片目だけギョロギョロ動かす怖い
おばさんが居ると言った事に。

◯枝さんの奥さんは片目を失い
義眼を入れられていたのです。


そんなことがありました。


ps.  今年、姉と会った時に
くにちゃんの話が出ましたが
姉はしっかり覚えていました。
そして、
いまだに、くにちゃんは私の所へ
お嫁さんに来ていません(笑)