この話は三年前の体験談です。
私の会社の従業員の1人に
奈良から来ている人がいるの
ですが、ある日その従業員と
話をしていて
奈良も一度ゆっくり神社など
回ってみたいなぁ~と言った
ところ、じゃあ今度の休み
行きます?と話が進み
他のスタッフ一名も加わり
3人で奈良探索ドライブが
決まったのです。
当日、1台の車に3人で
乗り込み、吉野方面へと
出掛けました。
吉野にある寺や神社を何軒か
回わった後、京都方面へと戻る
途中、桜井市にある大神神社に
寄って帰ろうと言う事になり
ました。
大神神社の参拝を済ませ
帰ろうと車を走らせて直ぐ
廃寺復興〇〇…。の看板
ちょっと気になったので寄って
みようかと。
神社の中に車を乗り入れると
ガレージに車がびっしり。
仕方が無いのでガレージ横に
車を止めて、ここで待機して
おくから2人で行っておいで
ガレージが空けば後から行く
からと私が待つ事に。
そして2人は神社の中へ。
すると10分もしない内に
2人が戻ってくるなり車に
飛び込んで来て
嫌だ ここ と。
何かあった?何か見たの?と
私が聞くと、
何も見て無い
でも何か変。
行って来れば分かるとのこと。
じゃあ、ガレージが空いたら
車を入れておいてね!と
私は行く事にしました。
従業員の1人は見えないけど
感じる人
もう1人は見えないけど憑かれ
やすい人なんです。
その2人が変だと言うのだから
何かあるのかと。
本殿への道を踏み込んだとたん
凄い違和感が・・・
なんだろ。
本殿へ続く道を歩いていると
周りから何十人もの目に見られ
ているって感じかな。
あの2人が嫌だと言うものが
直ぐにわかりました。
とりあえず本殿まで進もうと
歩いていると他の参拝客は
お父さんであろう人と娘さんの
2人だけ。
こんにちは。と挨拶をして
本殿に着くと足元に白い老猫と
黒い老猫が2匹こちらをずっと
見ている。
参拝を終えて猫を撫で
さあ帰ろうとすると黒い猫が
白い猫にまるで目配せをしたかの
ように思ったのです。
すると白い猫が私の足元にピタッ
と寄り添って、ついて来るん
です。
何だか守ってくれているように。
それを見た親子の参拝の客娘さんが
ズルイ~私が近寄ろうとすると
すぐ逃げるし呼んでも来ないのに
何であんなに懐いてるの~?と
お父さんが、
あの人はしょっちゅう来てる人
なんやわ
たまにしか来ない私らじゃあ
懐かんわ。と娘さんに
いえいえ初めて来たんですけど
って感じでした。
私が入って来た時に凄く気に
なった場所があったので道を
外れそちらへ向かうと
その白い猫も後を離れずついて
くるんです。
それは寺の横にある屋根も崩れた
社務所のような建物。
入口の扉も壊れていて崩れそうな
建物…。
そこに凄く嫌な感じが
あったので覗いて見たのです。
すると薄暗い室内に着物を着た
老婆がちょこんと正座をして
こちらを見ているのです。
最初は普通に老婆が居るのかと
思ったのですがどうもおかしい。
床も至る所が落ちて穴があいて
いるのにそんな場所に居れる
わけが無いと。
すると、足元にいた猫がそちら
の方を見てグルルル フゥ~と喉を
鳴らしているんです。
そして私の方を見てニャーニャー
と鳴き、まるで早く去ろうと
言っているように感じました。
その後も門付近まで足元から
離れずついて来てくれていたので
私は猫に守ってくれてありがとう
と言うと猫は本殿の方へ歩いて
行きました。
私が車に戻ると2人に
猫が足元でずっと守って
いてくれたよ。と言うと
2人は、そうそう黒い猫が
私達を待っていてくれたかのよ
うに門に居て本殿まで足元から
離れずついて来て帰りも門まで
送ってくれた。と
えっ、俺は白い猫だったと
そう言えば黒い猫が次はオマエだ
と白い猫に目配せをしている
ように感じたなぁ~。
後からそこの寺を調べてみると
一度明治時代に崩壊して廃寺に
なっていた後
昭和52年に復旧している寺
でした。
廃寺の期間が長かったので
いろんなモノが住みついていて
復旧してから居場所を無くした
モノが寺の周りに移動したのでは
ないだろうか?
そんな気がしました