cswsてんかんの娘の成長記録です。

自閉症スペクトラム&IQ78(境界知能)&緘黙

のため支援級(小学5年生)在籍中。

2023.1月 IQ75 療育手帳B2取得


入所前の面談で

分離不安があるとは聞かされていました。


分離不安があり、支援学校は最初の数日で不登校になりほとんどの日を外に出ず過ごしたようです。


施設入所するときは

施設の玄関で基本的に本人と荷物を預かり

保護者には帰ってもらいます。


分離不安のある利用者も少なくないですが

どこの家庭も

「お部屋見に行っておいで、後で行くね。」


など、保護者が適当な理由を作って距離を離すことがほとんどです。


嘘を付くのは…

騙すのは…


と言う人もいますが

本人のタイミングを待っていても

埒が明かないケースも多々あるので

致し方がないと思っています。


ですが、、


お母さんが…

部屋まで連れて行ってあげても良いですか

夕飯までいてあげても良いですか

とかね、保護者の方も我が子が心配でなかなか離れられない時があります。


(基本的に施設では家族との分離が課題の人も多く

どの人も頑張って親元を離れて生活しています。


保護者の付き添いを許してしまうと

家族を思い出し情緒が乱れる人もいるので

基本的にはお断りしています。)


だいたい、こういった保護者は

理由を説明してお断りをすると


「やっぱり入所はやめます。可哀想で…」


となり、連れて帰られます。


いや、まぁ別になんだって良いけれど…


いつになったら自立させる気なんだろうと

思って見ています。


本人の意思を尊重する子育ては理想です。

情緒が安定して

自己肯定感が高まり

意欲的になれることもありますね。


私も基本的にはそう子育てしていますが、、


でも。

(上記と矛盾を感じる人もいるかもしれないけれど)


言いにくいけれど

尊重しても成長できないこともあると思っています。


健常児の分離不安は年齢とともに自然と解消される事がほとんどですよね。


なぜなら経験を

着実に積み重ねていくことができるから。

そして

外の世界を広げたいという内向的動機も

潜在的に持ち合わせているから。


お母さんがいなくてもできる

学校でも困り事を言える先生がいる


とかね、理解することができるから。


そういった場合は成長を待つ間、

本人の気持ちに全力で寄り添えば良いと思います。

(学校に行かなくても良い…ではないよ。)


でも、障害があると難しいです。(一概に、ではない)

どれだけ経験させても積み重ならないケースも知っています。


それでも確実に親も年齢を重ねますよね。

基本的に子供より長生きできない。


そうなってから初めて

施設生活を考えているんだろうか。


そっちの方がなんだか辛そうだけど…


親が元気なうちに一泊入所などを

繰り返し練習させてあげた方が良いような…


と個人的には思ってしまうけれど、

どうなんでしょうね…


『学校』という場所に拘る必要はないとは

思っているけれど


終わりのない分離不安に付き合って

他人と関わることをほとんど知らないまま

成人された例は初めてかもしれません。


子の人生の最期まで

家族だけで親子で

ずっと居られるなら別にそれでも良いのかもしれないけれど、実際問題難しい。


最後は我が子をどうするつもりなんだろうか


と個人的には思う。


知的障害があり

他者の支援を必要とするからこそ、

親以外の支援を受け入れる力を幼児期から身につけていかなければならないと思うし、


それを実現するためには

不安に尊重します

可哀想だから


のような綺麗事・理想論だけでは

済ませられない内容だと思っています。


適切な親子分離をできた障害者は

いずれ他者からの支援を貰いながら

安定した情緒を保ちながら生活することができます。

(↑そういった例も知っています。)


親の病気などでの不本意な施設入所を未然に防ぐためにも、親が元気なうちから早めの将来計画を立てたいものです。



 


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 最近、娘が楽天で検索するのが得意になり、欲しいものを見つけて勝手にカゴに入れてありますアセアセ