cswsてんかんの娘の成長記録です。

自閉症スペクトラム&IQ78(境界知能)&緘黙

のため支援級(小学5年生)在籍中。

2023.1月 IQ75 療育手帳B2取得


障害児の進路決定の多くは

保護者が決めることになります。


小学校入学時は勿論、

障害具合によっては中学、高校まで

保護者主導で進路決定をすることは少なくありません。


小学校、中学校までは義務教育期間のため

保護者の意向と教育委員会の意見に相違があった場合、基本的にはどこの自治体も保護者の意向が通るのが通常です。


保護者の意向が通る=教育委員会の意見が保護者の意見と同等になる


ではありません。


義務教育期間なので

どこかしらの居場所に属してもらい、

『教育の機会』を与えなければならないための

苦肉の策です。


中学校までは

上記の理由で親の意向を通すことは

それほど難しいものではありません。


ですが

障害児もいずれは中学を卒業し

次なる居場所を考えるでしょう。


高等支援学校には

学力考査と実技試験(作業)、その他の内容を合格しないと入学できない。(身辺自立含む)


通信制高校に通うのにも

面接等を通して、学校が求めるレベルでの受け答えができなければ入学は難しいです。


これは健常児も一緒ですね。

多くの人は当たり前のように高校に通うでしょうけれど、偏差値でふるい分けされますね。


高校以上になると

障害の有無に変わらず、『親の意向』だけではどうにもできなくなります。


通信制高校、もしくは普通高校に通えない障害児は

支援学校高等部、高等支援学校を卒業後は


生活介護事業所

グループホームを使った自立

もしくはB型(A型)作業所に 

通うことになるかと思いますが


例えば身辺自立ができていない人は

どれだけ親に懇願されても

就労することはできません。


さらに就労となると

本人の意欲も関わってくるので

親が就労しなさい。

と言った所で


興味ない

やりたくない


と利用者本人が言い、頑張れなければ

就労はできません。


親が子の義務教育期間、

親の権利、親の意向を主張して

親の満足する居場所を選択することは

別に自由ではあるんだけど


居場所に固執して


将来必要な能力を身に付けなければ

何にもなれないんですよね。



高校卒業の年齢で

それからの居場所選択の相談を

私は毎日のように受けていますが

その時になって今の障害者の状況を悔やまれる保護者はそれなりにいます。




障害者本人に重度の障害があり、

自分の置かれている状況が把握できない場合は

親だけが悔やみ泣く結果になりますが、

それは今までの選択を親自身がしてきて今があるのだから仕方がないことと思っています。(冷たいけれど本当のこと)


残酷だと思うのは

障害者本人が

今の自分の状況に悔やむことができる時です。


好きなこと、得意と思っていること(計算やタイピング)があるのにもかかわらず、身辺自立が不完全であり『就労』ややりたいことに行きつけない時です。

学童期には自分の意思が言えなかったけれど、大人になって言えるだけの能力がある時です。


この時の

居場所選択には残酷さを私は感じます。


障害者本人は何にも悪くない、

言われたことを言われたように本人なりに頑張ってきたはずなのに、何にもなれなかった…


これは本当に見ていて居た堪れないです。

(まずは施設入所して身辺自立を促すことを提案することもありますが、20年近く見送ってきた身辺自立を確立させるのはやはり難しいです…)←いつか書きます。


将来の可能性を広げるようとするとき、

在籍学級や卒業した学校がどこか…

そんなことは誰も加味しません。

(私も今までの支援の経緯を聞くために、幼児期・学童期からの様子や進路を保護者から聞くことはありますが、就労支援をするのには卒業学校などは正直どうでも良い…)


より高度に身辺自立ができているか

最低限やっていけるだけの社会性が備わっているか

(↑求められる内容は場所によりけり)


です。


どこで学ぶかではなく何を学ぶか。


が重要です。


今月入ってからも

実際に上記のような方がいらっしゃいました。


理解のできない人に理解してもらいたいとは全く思いませんが、親の選択を誤ることで上記のような末路があることも事実です。それを知りたい人にだけ知ってもらえたらと思っています気づき




私の友人で

支援学校の先生をしている人います。


ランチに誘われて

たくさんお話してくるので


面白い話?

実りのある話?


があればまた書けたら良いなと思います気づき

(忘れた頃に書くかも…)


最後まで読んで下さり、

ありがとうございましたおねがい