cswsてんかんの娘の成長記録です。

自閉症スペクトラム&IQ78(境界知能)&緘黙

のため支援級(小学4年生)在籍中。

2023.1月 IQ75 療育手帳B2取得


ある利用者の話をします。


『つねる』行為をしてしまうと聞かされていました。


人を選ばず『つねる』ようで


保護者から

手を触れることは避けてください。


と言われていました。


たまに利用者同士で

その方を誘導しようとして

手を繋ぐと『つねられた』と報告があり、

職員に怒られてしまうこともしばしばありました。


でも、よく観察すると

『つねる』ではなかったのです。


人ではなく


自分の服や布団でも

手で握り締めて強く『擦り合わせる』という動作をしていました。


そういう感覚刺激を求めているのだと思います。


悪気があるわけでもなく

そういった手の感覚を味わいたい


ただそれだけだったのだと思います。


ただその対象が『物』だけに限定されておらず

『人の手』にでも同じことをしてしまうので

『つねられた』と認識されてしまうんです。


今スクイーズなど

ストレス軽減を目指すような物が

販売されていますが

 

 

感覚刺激を満たしても良い『物』を限定するとか


不特定多数の『物や人』にさせないような促しが必要だと感じました。


保護者に連絡し、

スクイーズを持たせてあげたらどうか

気に入ると思う

とお話すると


すぐに持ってきて下さいました。


そしてすごく気に入っているようで

常に手に持ってストレス発散をしています。


もう成人なので感覚刺激を満たして良い物とそうでない物を区別させるのはもしかしたら難しいかもしれません。


ですが、

本人に他害のつもりがない

そういった感覚刺激を求めているんだ


と支援者が認識してあげられると

また支援の仕方が変わってくるだろうと

思います。


もし施設が変わることがある時は

しっかり引き継ぎしてあげたいと思った出来事でした。


最後まで読んで下さり、

ありがとうございましたおねがい