「シロ。たんとお食べ」手にとり、まるい瞳をじっと見つめているだけで、自然と微笑みがうかぶ。私だけのペット、シロ。あなたの笑顔を独占したいの。そのためには、どんなことも厭わない。だから、私を食べてもらいたいの。たんとお食べ。
10/20 23:46
(キーワード:しろたん、えみ、とりまる)
夜の帳が降りた星降る街。田園から林原へと繋ぐ獣道、行列をなした男達が歩いていた。ちゃりん。不思議な鈴の音色が静寂に鳴り響く。男達の行く末には祠が祀られている。無表情だった彼らは祠を見上げた瞬間、次々ニヤリとした。ちゃりん。入口には[猫カフェ・薔薇]と書かれた表札が掲げられていた。
10/19 18:01
(星、鈴、猫カフェ)
いいえ、私は間違ってなどいません。たまたま愛した人が殺人鬼だっただけなのです。確かに彼は世間から非難されるべき人間でしょう。でも、だからこそ私は彼の代わりに贖罪することによって、彼への愛を示したいのです。私の愛はギロチンをもってしても斬ることはできません。そして、骸になろうとも。
10/18 17:58
(ギロチン、殺人鬼、骸)
背後から夜更けの静寂が破られた。月見草の陰から黒猫が現れ、安堵するも、彼女をみるとその口元には真っ赤な血の糸が光っていた。彼女の鋭い視線に射抜かれて、動けない。優雅に、だが確実に私を追い詰める。月明かりだけが私の味方、もはや退ることはできない。彼女の鳴き声を最期に聴いた。[なう]
10/17 22:47
(月見草、黒猫?、血?)
スクリュードライバーを壁に投げつけたこと。それが、失恋したとき嬉しかった周りの反応だった。私の気持ちを代弁してくれた気がして、すっとしたのだ。彼女に新しいカクテルを作ろうとして、スツールを立った。壁の鏡に映った私は、グラスの破片とあいまって幾筋もの涙を流した姿となっていた。
10/16 20:11
(失恋したとき嬉しかった周りの反応、スクリュードライバー、スツール、鏡)
ふう。ネクタイを緩めだらりと腰をかけた。ここで他人の呟きを眺めてると心が安らぐ。まるで戦場の中のオアシスに入り浸っているかのようだ。だが突如[なう]の画面が切り替わり、課長の名前が。辺りに不似合いなコール音が反響するが、とるにとれない俺は、リアルに呟いた。「トイレの個室なう……」
10/16 08:23