【黒い薔薇】第3話 | 相武万太郎オフィシャルブログ「六転び七転び八転びROCK。」(音楽、小説、酒)

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ベッキーがテレビに出てるとチャンネルを変えてしまう男が、好きな音楽や小説を語ったり書いたりらじばんだりしています。音楽は洋楽ロックメインだったが最近はハロプロ大好きです。特にANGERME。

田口が開いた大学ノートは、死亡した住人の日記であった。





ここにすべてを書き記すことはできないので、以下に一部抜粋する。







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◆3月4日、晴れ



心はどんより。愛しのA美を見かけなかったから。





◆3月5日、晴れ



嬉しい。A美の自宅!なぜ今まで行動しなかったのか後悔。明日から楽しみだ。





◆3月6日、曇り時々雨





A美が喜ぶ姿がみたい。花を贈ろうかな。





◆3月8日、雨





ゴミ袋にバラが捨てられている。僕の気持ちを理解してもらうため、情熱的になるしかない。





◆3月14日、曇り





まただ。A美の好きなサザン桑田から贈られたら、捨てないだろうか。





◆4月1日、雨





エイプリルフールなんて、信じない。





◆4月8日、雨



神も仏もいないなら、僕がなろうか。君に、薔薇を届ける方法をみつけたんだ。





◆5月15日





今日は絶食4日日目だ。もう糞尿は出ない。見ていろ、A美。





◆5月17日、





ペン持つのが難しいが最期までやりとげてやる。僕は神だ。彼女の心にバラを届けるには、あと少し。





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日記は、5月18日を最期に更新されていなかった。





田口は、ノートに書かれた住所を頼りに、A美と思われる人物に連絡をとったのだが、田口も含め、死亡してしまったのだった。





以来、禁忌となった事件のことを話した矢吹までも、突然死してしまった。





事件が風化しないのには、秘密があった。











(第4話につづく)