あまりにも、トツゼンだった。
JINROくんが転校するといってきたのは、
昨日のよるだ。
JINROくんは、ぼくの友だち100人に入っている。
そして、山の神さまに捧げようと思っていた友だちだったから。
ぼくはあわてて説得しようとしたけど、
転校はきまったことだし、しかたないよ
とJINROくんは寂しそうに笑った。
そのとき。
ぼくは今までに感じたことのない気持ちになった。
自分のことだけを考えて生きてきたぼくが、
友だちを思ったからバチがあたったのだろうか。
胸がくるしいよ…
ぼくは山の神さまに祈った。
ごめんなさい
山の神さまは、
ぼくはぼくのことだけを考えなさいというけれど、
今回だけは許してください。
ぼくは友だちのために祈ります
ぼくは祈りながら、いつしか眠ってしまっていた。
起きたとき、見上げると、
山の神さまの目にナミダが光っていた。
山の神さま、ありがとう。
いつか、また、会えることを心から祈っています。ずっと…
(その日まで、つづく)