読み切り恐怖小説【大量虐殺】 | 相武万太郎オフィシャルブログ「六転び七転び八転びROCK。」(音楽、小説、酒)

相武万太郎オフィシャルブログ「六転び七転び八転びROCK。」(音楽、小説、酒)

ベッキーがテレビに出てるとチャンネルを変えてしまう男が、好きな音楽や小説を語ったり書いたりらじばんだりしています。音楽は洋楽ロックメインだったが最近はハロプロ大好きです。特にANGERME。

夢をみた。




私は、某宗教法人の幹部に転職していた。


転職と思っているようだから、魂は売っていない。



決行の日に向け、準備していたのだ。



標的は霞ヶ関だ。
早朝8時、新聞紙にくるんだ劇薬サリンを地下鉄車内に拡散させるのだ。



なんだ。地下鉄サリン事件そのままじゃないか。



私の担当は丸の内線、時計の針がまさに朝8時を指した時。


私は尖らせた傘で新聞紙にくるんだ科学兵器を突き破った。



霞ヶ関駅に到着し、車内から脱出しようとした瞬間、目が醒めた。



体を起こした後も、気分が重かった。



おそるおそる、テレビをつける。


各局のニュースを確認したが、平穏な日常が流れている。



溜飲を下げた。



この夢を見るのは、 「あの日」以来二回目だった。


私は主犯格でもないし、止めようもない。


だが、あまりにもリアルなこの夢は、私を罪の意識へ突き落とす。




どうか、二度と起こりませんように…




ふと今朝の新聞に目をやった。


不眠症を訴える人は
私だけではないらしい。



不眠症で居続ける人の意識が、もし、いっせいに飛んでしまったら…


世界はきっと破滅するだろう。