あたしが不法侵入したこと、彼は喜んでくれた。
あたし、店は行かなくなったの。
だって、彼と一緒にいるだけで満足だったの。
まさか一年も経たないうちにあんな泥棒猫にしてやられるなんて、思いもしなかった。
あたしが店を辞めても、彼は仕事の付き合いで店に行くのよね…
ミキとかいったかな…
あたしに出ていけというのね。
あんな小娘に浮かれるなんてどうかしてる。
ていうか、ありえないから!
まさか彼まであたしを追い出そうなんて。
あたし、わかると思うけど、プライドで生きてるようなものなの。
ミキに何言われても悔しくないけど、
彼からさよならを告げられたのはつらかった…
あたしは、
すぅと生きる気力をなくし、はじめは自虐的に彼のマンションの屋上に向かったんだわ。