5月31日「TENKAICHI 76」公式試合結果 | TENKAICHI(天下一)公式ブログ

TENKAICHI(天下一)公式ブログ

キックボクシングとMMAのエンターテインメントイベント「TENKAICHI」の情報を中心に沖縄・群馬の格闘技情報お届けします!

追加:三賞を発表させていただきました。

イベント名:ALPHA CORPORATION Presents TENKAICHI 76 ~Special Live AK-69~
主催:株式会社TENKAICHIプロモーション
会場:沖縄コンベンションセンター展示棟(沖縄県宜野湾市真志喜4-3-1)
日時:2015年5月31日(日)
認定:World Professional MuayThai Federation、JAPAN KICKBOXING INNOVATION
協賛:株式会社アルファコーポレーション、株式会社アットウェル、日本生命保険相互会社、株式会社共立クリエイト、株式会社シーエスシー、株式会社ディグノ、株式会社イー・エル・ピイ、株式会社クオリティプラス、株式会社ディーエスエス、株式会社ライフアシスト、株式会社ジンフィールド、プレスト株式会社、長府工産株式会社、株式会社からっ風グループ、ラグナガーデンホテル、株式会社マブイストーン、株式会社アクチャム、オリオンビール株式会、石垣市、BAR最強、東京やきとり、サンサンはり灸整骨院、club F、省エネニューシステム株式会社、南風原ジム、南城眼科、儀部建設工業、志喜組、株式会社シャイン、株式会社サンテクノ
放映:2015年6月27日(土) 14:35~16:30 沖縄テレビ(OTV)にて



◎KOまたはTKO、TO勝ち
○判定勝ち
×負け
△引き分け
■ノーコンテスト

第14試合 メインイベント2 WPMF世界スーパーウェルター級王座決定戦 3分5回戦
◎デッバンジョン・フェアテックス(タイ/フェアテックスジム/WPMF世界スーパーウェルター級3位、VENOMウェルター級王者)
×廣虎[ヒロト](日本/ワイルドシーサー沖縄/WPMF世界スーパーウェルター級5位、WPMF日本スーパーウェルター級王者、WPMF日本ミドル級王者、元TENKAICHIミドル級王者、元INNOVATIONスーパーウェルター級王者、元CMA KPW ミドル級王者)
TKO 3R 0分41秒 肘打ちによる裂傷をドクターが診断の上、レフェリーストップ
※デッバンジョンが新王者となる。



第1ラウンド、デッバンジョンは廣虎の攻撃を受け止め探るように攻撃を返し、首相撲で攻めると廣虎が約2か月に及ぶタイ修行で培った技術で対抗しディフェンス。お互い攻略の糸口を探るような静かな滑り出し。第2ラウンド、廣虎はゴングと主に飛び出し主導権を握ろうと攻撃を仕掛けるがデッバンジョンの防御は厚く有効打を当てられない。打倒ムエタイの常とう手段としてパンチ、特に得意の左フックで突破口を見出そうとする廣虎だったが、逆にそんなキックボクシングスタイルを研究したかのような攻撃でデッバンジョンがミドルキックだけではなく武骨なパンチを強振するなどの大胆なオフェンス。特に右肘打ちの振り抜きはゴツンと音を響かせて観客をどよめかせた。そんな中、スピードにパワーの乗ったデッバンジョンの右ハイキックが直撃し廣虎は身体を泳がせる。一気呵成にパンチや膝蹴りで追撃するデッバンジョンの強烈な右ストレートパンチなどの連打で廣虎ダウン。残り時間は少なく、必死にディフェンスする中、ゴング、場内騒然。第3ラウンド、ダメージの残る廣虎をデッバンジョンは強引に攻めたてることなく、逆転するにはKOしかないと前に出る廣虎に左立て肘打ちを直撃させ、すぐにレフェリーがドクターの検診を受けさせる。大きな出血は見られなかったが、チェックしはじめでドクターは首を振り、レフェリーは逡巡することなく試合をストップ。傷は骨膜に達し骨が見えて白かったという。TKO勝利が確定した瞬間、デッバンジョンは勝利の雄叫びを上げ、それと同時に大型のエアバズーカによる金吹雪がリングに舞い落ちる。キラキラと反射しながら数分の間、幻想的なリング上の様子。新王者となった渡航タイ人と悲願達成ならずの地元日本人選手、そして、何とも言えない空気に包まれる大会場とのコントラストがリアルファイトの残酷なドラマを浮き彫りにしていた。そこから間を入れずに行われたエンディングセレモニーで廣虎は集合写真に収まることなく、静かに花道を逆走し、その後を追って付近の観客が拍手を浴びせた。



第13試合 メインイベント1 WPMF女子世界ミニフライ級タイトルマッチ 2分5回戦
×ドゥワンダーウノーイ・ルーククロンタン(王者/タイ/ルーククロンタンジム/WPMF女子世界ミニフライ級王者)
◎田嶋 はる(挑戦者/日本/アクティブJ三軒茶屋ジム/reversaL Gym OKINAWA CROSS×LINE/WPMF女子世界ミニフライ級4位、WPMF女子日本アトム級王者、元J-GIRLSミニフライ級王者)
KO 5R 1分40秒
※田嶋が新王者となる。



幼くニキビも初々しい若干16才のチャンピオン、ドゥワンダーウノーイと、その美貌で女子格闘技界のヒロインとして注目されてきた田嶋の覚悟を決めた凛々しさが対象的。第1ラウンド、ドゥワンダーウノーイが距離をつめ首相撲を仕掛けるが、10日間の短期集中合宿などで対策を十二分に練ってきた田嶋はこれを巧みに跳ね返す。更に田嶋は王者の主力武器であるミドルキックのタイミングと距離を測る感じで、同時に踏み込んで右ストレートを強振するKO狙いの様子を早くも見せる。第2ラウンド、田嶋はドゥワンダーウノーイのミドルキックをキャッチし体勢を崩し相手の自由を奪う。そこには師匠であるフライ級キング・オブ・パンクラシスト、砂辺光久の戦術方針が見えた。そして、ポイントを取りにいくよりも倒しねじ伏せるような強い右ストレートパンチを主軸に攻め続け、これに王者は顔をしかめる場面も。第3ラウンド、速いミドルキックで挑戦者の動きを封じようとするドゥワンダーウノーイだが、積極果敢な田嶋の前進を止められない。首相撲でも田嶋は優位に立ち、序盤から見せるパターンを激化させる田嶋の心身ともに気迫が漲る攻撃に王者は急激に光彩を濁らせていく。田嶋の右ストレートを主としたパンチ、右奥脚を狙ったローキック、組んでも負けずに打ち込む膝蹴りで身体よりも心が疲弊した様子のドゥワンダーウノーイは、試合前の不敵で勝気な様子が霧散し、田嶋の3倍もの戦績を持つファイターとは思えない少女の弱さを剥き出しにしてしまっている。逆転を狙う王者は、回転肘打ちなどの奇襲もかけるが、田島は意に介せずマイプランを遂行する。第4ラウンド、タイ人以外にとって判定委基準が難解なムエタイにおいても明らかに田嶋優位が見てとれるだけに場内は新世界王者誕生の期待感が膨らむ雰囲気。勢いを増す田嶋と疲弊を強めていくドゥワンダーウノーイとの対比はドンドンと明暗を強める。頭部、腹部、脚部のダメージと何より心が弱まる王者はもはや立っているのがやっと。そして、最終回、第5ラウンド。田嶋はコーナーを背負わせる形でドゥワンダーウノーイにプレッシャーをかけ、接近戦で強烈な左右肘打ちの乱れ打ち。その連打で動きを止めつつ左膝蹴りをボディに叩き込むとドゥワンダーウノーイはたまらずクリンチで逃げようとする。それに構わずチャレンジャーは、パンチとエルボーの乱れ打ち。とうとう下を向いたチャンピオンの顔面にとどめの右膝蹴りを入れると昏倒するように倒れ込み、目を見開いたままピクリともしない。場内は総立ちの大興奮でゴングが連打される。劇的なKO劇で「タイ人に勝利しての世界王者」との夢を果たした田嶋は、誰はばかることなく号泣し、笑顔、また泣き顔、破顔一笑のフルスマイルを繰り返し、砂辺CROSS×LINE代表やジムの面々、練習仲間のローズ達也らと喜びを分かち合った。その間、手にはMEGU(プロデビュー戦前、昨年秋に子宮頸癌で急逝した盟友)の写真が固く握られていた。



第12試合 TENKAICHI KICK ヘビー級(72.57kg以上) 3分3回戦(延長Rなし)
◎FRED[フレッド](ワイルドシーサー沖縄/TENKAICHI KICK ヘビー級王者、INNOVATIONヘビー級王者)
×OD・KEN[オーディー・ケン](ReBORN経堂)
KO 2R 0分53秒

第11試合 TENKAICHI MMA ヘビー級(72.57kg以上)タイトルマッチ 5分2回戦(延長Rなし)
◎THAT GUY[ザット・ガイ](王者/天下一道場/TENKAICHI MMA ヘビー級王者)
×ヒロヤ・デラックス(挑戦者/ワイルドシーサーコザ/TENKAICHI MMA ヘビー級2位、TENKAICHI KICK ヘビー級3位)
KO 1R 1分25秒 マウントパンチ連打でレフェリーストップ
※THAT GUYは王座初防衛に成功。

第10試合 TENKAICHI KICK スーパーライト級(63.5kg)タイトルマッチ 3分3回戦(延長3分1R)
×中村 広輝(王者/赤雲會/TENKAICHI KICK スーパーライト級王者、LEGENDライト級王者)
○畑 孟(挑戦者/ワイルドシーサー群馬/TENKAICHI KICK スーパーライト級1位、INNOVATIONスーパーライト級7位)
判定1-2
※畑が新王者となる。

第9試合 TENKAICHI MMA ライト級(70.3kg)タイトルマッチ 5分2回戦(延長Rなし)
×神谷 勲(王者/Theパラエストラ沖縄/TENKAICHI MMA ライト級王者)
○我妻 慎太郎(挑戦者/START GATE)
判定0-3
※我妻が新王者となる。

第8試合 TENKAICHI KICK スーパーミドル級(76.2kg) 3分2回戦(延長Rなし)
△ミツヨシ the $OUL[ミツヨシ・ザ・ソウル](練馬チャンデットジム)
△尚真 睦(尚真ジム)
判定0-0 1R、ミツヨシに、2R、尚真に1ダウンあり

第7試合 TENKAICHI MMA フェザー級(65.8kg)タイトルマッチ 5分2回戦(延長Rなし)
×BAGGIO(王者/Theパラエストラ沖縄/TENKAICHI MMA フェザー級王者)
◎Kイチロー(挑戦者/Good Sun/TENKAICHI MMA フェザー級2位)
KO 1R 3分48秒 マウントパンチ連打でレフェリーストップ
※Kイチローが新王者となる。

第6試合 TENKAICHI KICK 60kg契約 3分3回戦(延長Rなし)
○松山 力也(赤雲會/TENKAICHI KICK フェザー級王者)
×HIRφKI[ヒロキ](Dropout/元NKBフェザー級1位)
判定3-0 3R、HIRΦKIに1ダウンあり

第5試合 TENKAICHI KICK フライ級(50.8kg)タイトルマッチ 3分3回戦(延長3分1R)
◎高坂 侑弥(王者/ワイルドシーサー群馬/TENKAICHI KICK フライ級王者、INNOVATIONフライ級7位)
×DONDAKE~ TOMOTAKE~[ドンダケ~・トモタケ~](挑戦者/ASUKI GYM/TENKAICHI KICK フライ級2位、INNOVATIONフライ級8位)
KO 3R 1分39秒
※高坂は王座初防衛に成功。

第4試合 TENKAICHI MMA バンタム級(61.3kg)王座決定戦 5分2回戦(延長Rなし)
×大場 翔(天道會/TENKAICHI MMA バンタム級1位)
◎祖根 寿麻(志村道場/TENKAICHI MMA バンタム級2位、DXFCバンタム級王者)
TO 1R 1分42秒 チョークスリーパーホールド
祖根が王者となる。

第3試合 TENKAICHI KICK 56kg契約 3分2回戦(延長Rなし)
○No-Ri-[ノーリー](ワイルドシーサーコザ/TENKAICHI KICK バンタム級3位、INNOVATIONバンタム級8位)
×さーくー(team HAMAHIGA)
判定3-0

第2試合 TENKAICHI KICK スーパーライト級(63.5kg) 3分2回戦(延長Rなし)
×中森“KING”宏(ワイルドシーサー沖縄/プロボクシング元日本ライト級1位)
○関谷 勇次郎(TEAM3POUND)
判定0-3

第1試合 TENKAICHI KICK ウェルター級(66.67kg) 3分2回戦(延長Rなし)
△ジェームス♡光[ジェームス・ヒカル](ASUKI GYM/TENKAICHI KICK ウェルター級8位)
△ゆうたろう(尚真ジム)
判定0-0

Prelim Fight TENKAICHI MMA フライ級(56.7kg)タイトルマッチ 5分2回戦(延長Rなし)
×若山 達也(王者/若柔術/TENKAICHI MMA フライ級王者)
○山城 雄太(挑戦者/reversaL Gym OKINAWA CROSS×LINE/TENKAICHI MMA フライ級1位)
判定0-3
※山城が新王者となる。

Opening Fight 3 TENKAICHI KICK Future Fight 48kg契約 3分3回戦(延長Rなし)
×サムライ・カイト(Moon Fight Gym)
○安本 晴翔(橋本道場/アマチュア22冠王者)
判定0-3

Opening Fight 2 TENKAICHI KICK 60kg契約 3分2回戦(延長Rなし)
×鉄弥(SHINE沖縄/TENKAICHI KICK フェザー級5位)
◎ダイスケ(エボリューションムエタイジム)
KO 1R

Opening Fight 1 TENKAICHI Challenge 2分2回戦(延長Rなし)
○修平(エボリューションムエタイジム)
×TATSUKI(赤雲會)
判定3-0

TENKAICHI Kids Challenge 2 1分2回戦(延長Rなし)
△ケイト(エボリューションムエタイジム)
△アイラ(ワイルドシーサーコザ)
判定0-0

TENKAICHI Kids Challenge 1 1分2回戦(延長Rなし)
×リキ(エボリューションムエタイジム)
○櫻井龍馬(橋本道場)
判定0-2

会長賞(MVP):田嶋はる
社長賞(ベストバウト):FRED(OD・KEN戦)
プロデューサー賞(ベストKO):高坂侑弥

試合レポートや写真など後日追加でお知らせします。