今回は、冬シーズンには無くてはならないド定番素材「チョークストライプ」で作製したスリーピース・スーツ２型をしつこく３回目の紹介です。
今週のスタートは東京都心で１１度と今季最低気温を記録して、秋晴れの日中は２０度を超え朝と日中の気温差が大きく、先週に引き続き着るものに悩みながらも、秋の深まりを少しずつ肌身に感じつつ、先週末には毛羽立っている素材「スパンカシミヤ」に着替えましたが、いまだに夏物素材の出番が多い中、来週は１１月へと突入するので、もう一段冷えこんでくれることを願いながら、秋物素材へと移っていきたいと思っています。
上のダブルブレストをお借りした方は、前回紹介の「ツイード・ウインドウペインのスリーピース・スーツ」を協力していただいていて、弊店親会社（生地商）が今シーズンより取り扱いをスタートさせた、イギリス“Ｓａｖｉｌｅ Ｃｌｉｆｆｏｒｄ”社の「紡毛フランネル」コレクションがきっかけとなり、予定外だった「チョークストライプ」で、今シーズンの２着目を加えていただくことになりました。
下のシングルブレストをお借りした方は、８月に紹介している１回目の「チョークストライプのスリーピース」を協力していただいていて、弊店親会社（生地商）が今シーズンより取り扱いをスタートさせた、イギリス“Ｓａｖｉｌｅ Ｃｌｉｆｆｏｒｄ”社の「紡毛フランネル」コレクションがきっかけとなり、今シーズン２色目の「チョークストライプ」を加えていただくことになりました。
この生地は、古き良き時代の伝統を守りながらも毎年斬新なコレクションを発表し続けている、イギリス“Ｓａｖｉｌｅ Ｃｌｉｆｆｏｒｄ”社の、世界的な軽量化及びカジュアル化傾向の強い近年では貴重な「紡毛フランネル」コレクションで、更には最近極端に種類が少なくなってしまった、白墨（チョーク）で線を引いたような擦れ具合が魅力的な「チョークストライプ」は、“天神山流”でしつこく提案し続けている身も心も温まる冬の“正統派スタイルの着こなし”には欠かせないド定番素材ではないでしょうか。
ダブルブレストのモデルは、この方の体型に合っている肩幅とアームホールが狭いタイプの「ＬＳＣＳ」（リスコ）を使い、ダブルブレスト６ツ釦２ツ掛け、チェンジポケット付きのサイドベンツにして、“白井さん流”にダブルでもウエストコートを加え、更には拘りの懐中時計用のチェーンホールを開けて、トラウザースはリバースの２プリーツで、ベルトレス、サイドアジャスター脇・尾錠付き、ブレイシーズ釦を付けています。
シングルブレストのモデルは、弊店では一番スタンダードな「ＲＥＳＺ」（ローマンイングリッシュ）を使い、この方のスタイルになっているピークドラペルのシングル３ツ釦段返り、チェンジポケットを付けてサイドベンツにして、クラシックな襟付きのウエストコートを加え、トラウザースはスタンダードに２プリーツにしています。
ダブルブレストのコーディネイトは、クレリックのラウンド・イングリッシュタブカラーシャツに、大柄ペーズリーのプリントタイを締めて、ペーズリーのポケットチーフをスクエアーに飾り、靴は“天神山オリジナル”で作成した限りなく黒に近い濃茶スムースレザーのＵ＋ウイング飾りのアンティークモデルです。
シングルブレストのコーディネイトは、クレリックのラウンド・イングリッシュタブカラーシャツに、ペーズリーのウールタイを締めて、ウール＆シルクのポケットチーフをスクエアーに飾り、靴は“天神山オリジナル”で作成した限りなく黒に近い濃茶スムースレザーのＵ＋ウイング飾りのアンティークモデルで決まりですね。
だいぶ古い話になりますが、２００７年の秋冬シーズンから取り扱いを始め、１０月に紹介している（フランネルのチョークストライプ | 天神山メンズスタイル (ameblo.jp)）イギリス“ＭＡＲＴＩＮ ＳＯＮ”社の「紡毛フランネル」コレクションは、私自身も「グレーフランネル」と「グレンチェック」を愛用していて、当時「チョークストライプ」の中で一番人気だった色が、一番下の写真のブルー（少し暗く映っていますが）で、今回紹介のブルーによく似ている色で、今年の「チョークストライプ」シリーズの中ではおすすめのカラーです。
毎回しつこくお知らせしていますが、世界的な軽量化及びカジュアル化傾向の強い近年では貴重な「紡毛フランネル」コレクションは、“天神山流”でしつこく提案し続けている身も心も温まる冬の“正統派スタイルの着こなし”には欠かせないド定番素材で、価格高騰の“ＦＯＸ ＢＲＯＴＨＥＲＳ”社と比べ“お値打ち価格”で本物を味わえますので、今シーズン一押し素材を試していただけたらと思っています。
＜洋服のお直し＆リフォームサービスのお知らせ＞
一昨年６月より弊店“ＴＥＮＪＩＮＹＡＭＡ”の３Ｆに工房を開設いたしましたので、技術と服飾のプロフェッショナルにお気軽にご相談ください。
＜店舗のご案内＞
店舗住所：〒１４０－０００４ 東京都品川区南品川 ５－８－２１
電話番号：０３－６２２８－７３２１
ＦＡＸ：０３－５４７９－８０７７
メールアドレス：tenjinyama@kogaya.co.jp
ＨＰ：http://www.tenjinyama.jp/
定休日：日曜日・月曜日・祝日
営業時間：１０：００～１８：００
※密集を避けるため、ご予約制とさせていただきます。
ご来店の際は、前日までにご予約いただけると助かります。
１０月２９日（日）、３０日（月）１１月３日（金、祝日）、５日（日）、６日（月）、１２日（日）、１３日（月）、１９日（日）、２０日（月）、２３日（木、祝日）、２６日（日）、２７日（月）、１２月３日（日）、４日（月）、１０日（日）、１１日（月）、１７日（日）、１８日（月）、２４日（日）、２５日（月）、はお休みさせていただきます。
※最寄駅は京急青物横丁より徒歩２分、ＪＲ大井町より徒歩１０分です。
京急青物横丁駅からは、改札出て大井町方面の歩道橋を渡り、左階段を降りて、２０ｍで最初の曲がり角右折、突き当り左折、少し進み右手角に赤レンガの建物“ＴＥＮＪＩＮＹＡＭＡ”到着
ＪＲ大井町駅からは、横浜からは一番前、東京からは一番後ろの車両に乗り、東出口改札を出て左に２０ｍほど進み、左折してすずらん通りを抜け、ゼームス坂を進み下りかけた、右手の高級マンションを越えたところ右折し遊歩道を進み階段を降りて、右手に坂を下って突き当り左折、突き当り左折で少し進んで赤レンガの建物“ＴＥＮＪＩＮＹＡＭＡ”到着
※建物脇に駐車場もございます。
お車でのお越しは、横浜方面から第一京浜（国道１５号線）の青物横丁交差点を越え、角のりそな銀行脇の道左折、突き当り左折、細い道を直進してまもなく右手に赤レンガの建物“ＴＥＮＪＩＮＹＡＭＡ”到着
東京方面から第一京浜（国道１５号線）の品川駅を越え蒲田方面に進み、山手通りを越えて信号1個目の「南品川４丁目」の交差点を右折、道なりに進み信号２個目の「南品川５丁目西」で左折、すぐの細い道を右折、道なりに２５０ｍほど進んだ左手に赤レンガの建物“ＴＥＮＪＩＮＹＡＭＡ”到着