今回は、春本番から盛夏にかけて最適な重さ250gの「ウインドウペイン」柄で作製したスーツの紹介です。
3週連続で荒れた天気の日曜日から、穏やかな春本番というよりもちょっと汗ばむ初夏の陽気が続きながら、統計以来もっとも平均気温が高くなった3月も終わり、本日から新年度の始まり4月に突入で、私の服装も春物へといつもより早めの衣替えをしましたが、こんなに暖かな陽気が続くなら、「アイリッシュリネン」をはじめ麻素材の出番を早めようかと思っているところです。
このスーツをお借りした方は、前々回の「ソラーロのスリーピース・スーツ」を協力していただいていて、今シーズンご自宅にお送りした生地ブックより選んでいただいた2着目で、昨年の夏シーズンは「三者紺ストライプ」と「グレンチェック」のスーツを加えていただいているので、今シーズンは今まで持っていなかった「ウインドウペイン」柄を作製していただくことになりました。
この素材は、弊店“TENJINYAMA”とは昔から相性の良い、高品質の生地を維持し続けているイタリア屈指の生地メーカー“CARLO BARBERA”社の、重さ250gのスーパー140’s「LA LUCE」コレクションの、“バルベラ”ならではの絶妙な配色の「ウインドウペイン」柄で、真冬以外の3シーズンの長い期間にコーディネイトを楽しみながら、季節感を味わえる優れものの素材ではないでしょうか。
モデルは、弊店では一番スタンダードな「RESZ」(ローマンイングリッシュ)を使い、この方のスタイルになっているピークドラペルのシングル3ツ釦段返り、スタンダードにフラップポケットのサイドベンツにして、スラックスもスタンダードに2プリーツにしています。
今回のコーディネイトは、白いピケ織りのレギュラーカラーシャツにカラーピンを使って、“Petronius”社の小柄のジャカード・タイを締めて、ペーズリーのポケットチーフをスクエアーに飾り、靴は“天神山オリジナル”で作製した濃茶スムースレザーのタッセル・スリップオンで着ましですね。
弊店“TENJINYAMA”のオープン当初の2004年から、遠方に住まわれながらも長いお付き合いをさせていただいているこの方は、今までにスーツをシーズン毎に沢山作られていて、一昨年までは専用パターンのイタリアンカラーのボタンダウンシャツを合わせ、ノーネクタイ・スタイルでのコーディネイトが中心でしたが、昨年より気分を変えてネクタイを締めるようになり、合わせてワイドカラーシャツとネクタイも数多く揃えていただき、今まで以上に色々なコーディネイトを楽しまれています。
昨年から続く“コロナ過”でリモートワークが定着しつつ、スーツを着る方が極端に減っていて、近年のカジュアル化傾向が更に拡大しつつある中で、“天神山流”でしつこく提案し続けているクラシックでエレガントな“正統派スタイルの着こなし”を、支持していただき試されている方が多くいらっしゃることに感謝しています。
<洋服のお直し&リフォームサービスのお知らせ>
6月より弊店“TENJINYAMA”の3Fに工房を開設いたしましたので、技術と服飾のプロフェッショナルにお気軽にご相談ください。
<店舗のご案内>
店舗住所:〒140-0004 東京都品川区南品川 5-8-21
電話番号:03-6228-7321
FAX:03-5479-8077
メールアドレス:tenjinyama@kogaya.co.jp
HP:http://www.tenjinyama.jp/
定休日:日曜日・月曜日・祝日
営業時間:10:00~18:00
※密集を避けるため、ご予約制とさせていただきます。
4月4日(日)、5日(月)、11日(日)、12日(月)、18日(日)、19日(月)、25日(日)26日(月)、29日(木、祝)、5月2日(日)~5日(水、ゴールデンウィーク)はお休みさせていただきます。
※最寄駅は京急青物横丁より徒歩3分、JR大井町より徒歩10分です。
京急青物横丁駅からは、改札出て大井町方面の歩道橋を渡り、左階段を降りて、20mで最初の曲がり角右折、突き当り左折、少し進み右手角に赤レンガの建物“TENJINYAMA”到着
JR大井町駅からは、横浜からは一番前、東京からは一番後ろの車両に乗り、東出口改札を出て左に20mほど進み、左折してすずらん通りを抜け、ゼームス坂を下り、右手の高級マンションを越えたところ右折し遊歩道を進み階段を降りて、右手に坂を下って突き当り左折、突き当り左折で少し進んで赤レンガの建物“TENJINYAMA”到着
※建物脇に駐車場もございます。
お車でのお越しは、横浜方面から青物横丁交差点を越え、角のりそな銀行脇の道左折、突き当り左折、直進してまもなく右手に赤レンガの建物“TENJINYAMA”到着