今回は、冬シーズンの“正統派スタイルの着こなし”には欠かせない、ド定番アイテム「フランネル」素材で作製したダブルブレスト・ブレザーの紹介です。
今年は１１月後半から真冬の寒さへといきなり進み、その後、暖かかったり寒かったりと寒暖差が大きく、１２月としては例年と比べ雨も多く感じつつ、クリスマス寒波も訪れないままですが、朝の冷え込みも増してきているので、身も心も温まる真冬の“正統派スタイルの着こなし”が本格的にスタートしています。
このブレザーをお借りした方は、弊店“ＴＥＮＪＩＮＹＡＭＡ”の親会社（生地商）の服好きの方が、今シーズンの1着に選んだもので、前回も書いていますが、豊富な生地の中から毎シーズン拘りの1着を加えながら、だいぶ揃って作るものが無くなってきている中で、夏に作ったメタル釦付きのダブルブレスト・ブレザーがきっかけとなり、お気に入りのメタル釦を使って冬シーズンのド定番素材「フランネル」で加えることにしました。
この素材は、9月に紹介したスリーピースの時にも書いていますが、かつて“鐘紡”が世界に誇った羊毛服地「カレッジフラノ」と同じ工程で、尾張一宮の工場で織り上げたもので、それほど厚手ではないものの重さは４４４ｇと目が詰まっていて、この丈夫さはスラックスなどにも適していて「ツイード・ジャケット」にも相性が良く、冬のド定番素材の「フランネル」をリーズナブル価格で試したい方には最低な、“メイド イン ジャパン”ならではの優れものの素材ではないでしょうか。
モデルは、この方の最近のお気に入り「ＳＭＪ」（ニューカラチェニ）を使い、イギリス“Ｌｏｎｄｏｎ Ｂａｄｇｅ ＆ Ｂｏｔｔｏｎ”社のメタル釦を付けた、ダブルブレスト６ツ釦２ツ掛け、チェンジポケットを付けてサイドベンツにしています。
今回のコーディネイトは、オックスフォードのボタンダウンシャツに、“天神山オリジナル”で作製した２色ストライプのレップタイを締めて、ペーズリーのポケットチーフをスクエアーに飾り、当然のように「カレッジフラノ」のスラックスを合わせ、靴は“天神山オリジナル”で作製したＵ＋ウイング飾りの「アンティーク」モデルで決まりですね。
この「カレッジフラノ」は、4年ぶりに復活して今シーズンより取り扱うようになり、私自身も「ツイード・ジャケット」に合わせスラックスを作り、なぜか初試しとなりましたが、「フランネル」素材が大好きな私が久しぶりに良いものに出合えたようで、これから何回か試しながら色違いも加えていこうと思っているところです。
お店“ＴＥＮＪＩＮＹＡＭＡ”は、明後日２８日（土）までの営業で、このブログも２０１９年最終の更新となります。
年明けは６日（月）より営業を開始して、ブログは９日（木）からのスタートを予定しています。
このブログも２００６年にスタートして１３年を越え、なんとか続けられていますが、超マイペースで偏りの強い内容にもかかわらず、購読していただいている皆様に心より感謝しています。
それでは皆様、良いお年を！！
＜新店舗のご案内＞
※昨年９月に１２年間過ごした銀座より品川へ移転しましたのでご案内させていただきます。
新店舗住所：〒１４０－０００４ 東京都品川区南品川 ５－８－２１
電話番号＆ＦＡＸ：０３－６２２８－７３２１ ＊今までと同じで変更ありません
定休日：日曜、祝日 ＊今までと同じで変更ありません
営業時間：１０：００～１８：３０
※相変わらず私１人ですので、ご来店日時をご連絡いただけると助かります。
１２月２９日（日）～１月５日（日、冬季休暇）１月１２日（日）、１３日（月、祭）、１９日（日）、２６日（日）をお休みさせていただきます。
※最寄駅は京急青物横丁より徒歩３分、ＪＲ大井町より徒歩１０分です。
京急青物横丁駅からは、改札出て大井町方面の歩道橋を渡り、左階段を降りて、２０ｍで最初の曲がり角右折、突き当り左折、少し進み右手角に赤レンガの建物“ＴＥＮＪＩＮＹＡＭＡ”到着
ＪＲ大井町駅からは、横浜からは一番前、東京からは一番後ろの車両に乗り、東出口改札を出て左に２０ｍほど進み、左折してすずらん通りを抜け、ゼームス坂を下り、右手の高級マンションを越えたところ右折し遊歩道を進み階段を降りて、右手に坂を下って突き当り左折、突き当り左折で少し進んで赤レンガの建物“ＴＥＮＪＩＮＹＡＭＡ”到着
※建物脇に駐車場もございます。
お車でのお越しは、横浜方面から青物横丁交差点を越え、角のりそな銀行脇の道左折、突き当り左折、直進してまもなく右手に赤レンガの建物“ＴＥＮＪＩＮＹＡＭＡ”到着
弊店“ＴＥＮＪＩＮＹＡＭＡ”のＨＰが一昨年１１月半ばに新しくなりましたのでお知らせいたします。
アドレスは今までと同じです。（http://www.tenjinyama.jp/）
今後は、大阪店と共によろしくお願いいたします。