ツイード・ウインドウペインのスリーピース | 天神山メンズスタイル

天神山メンズスタイル

天神山は、手抜きをしない本物の洋服を作り続けて40年、長く愛着を持ってお付き合いできる、時代に左右されない洗練された普遍のモデル、こだわりの正統派スタイルを提案し続けています。
京浜急行青物横丁駅より徒歩2分、赤煉瓦の建物です。
東京都品川区南品川5-8-21

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今回は、これから更に寒さが厳しくなる季節に活躍する「チェビオット・ツイード」の、「ウインドウペイン」柄で作製したスリーピース・スーツの紹介です。

今年は11月半ばから12月下旬並みの寒さが続き、昨日からは1月並みと真冬並みの厳しい寒さが続いていて、400g超の重ための「フランネル」のスリーピースと、「ツイード」素材のジャケットにニットベストを着込み、店に置いてあった「オーバーコート」を3着持ち帰りと、通常より約1カ月早めに真冬の“正統派スタイルの着こなし”を満喫しているところです。

このスリーピースをお借りした方は、弊店“TENJINYAMA”がオープンした2004年から長いお付き合いをさせていただいていて、ビジネス用に目付のしっかりとした素材を中心に揃えていかれ、だいぶ揃ってきたのと仕事のペースも変わってきたとのことで、今回は“天神山流”でしつこく提案し続けているこだわりの“カントリースタイル”に挑戦していただくことになりました。

この素材は、7年前にも書いていますが、スコットランド貴族の“LOVAT”氏が1900年にアフリカとの戦争で、自然色5色を使って「TOP染め」で織り上げたツイード生地の迷彩服を兵隊に着せたところ戦死者が激減し、それ以降現在に至るまでミリタリーウエアの「カーキ色」の元祖を生み出したと言われている、カントリー服地を代表する服地メーカーで、自然色を使ったミックスの色調は他のツイードコレクションでは見かけない独特な配色で、前回の「チョークストライプ」と同様で、“天神山流”でしつこく提案し続けている身も心も温まる冬の“正統派スタイルの着こなし”には欠かせない冬の定番素材ではないでしょうか。

モデルは、弊店“TENJINYAMA”では一番特徴のある、ナチュラルショルダーで衿幅とアームホールが広めの「CRCS」(カラチェニ)を使い、シングル3ツ釦段返り、チェンジポケットを付けたセンターベントにして、クラシックに襟付きのウエストコートを加え、トラウザースは1プリーツにしています。

今回のコーディネイトは、ブルーのオックスフォードのボタンダウンシャツに、新着“Petronius”社のペーズリー柄のウールタイを締めて、ウール&シルクのポケットチーフをスクエアーに飾り、靴は“天神山オリジナル”で作製したスエード・フルブローグで決まりですね。

7年前の12月に同じ素材でスリーピースを紹介していて、“LOVAT”ツイードの中では一番人気の絶妙な配色で、その後毎年のように作られる方が多く、私自身も次の年に色違いでスリーピース・スーツを作り、「チェビオット・ツイード」を試している感想を前にも書いていますが、少し風が抜けるザックリとした「ハリスツイード」、しっとりとした「ドネガルツイード」と着心地の違いが明らかに分かるほど目が詰まっていて、他と比べ少し重いだけの500gでも着用感に差があり、気持ちが引き締まる思いにさせてくれて、何年も着込んで体に馴染ませたくなるガッチリ感は、これぞツイードと言いたくなるような素材ですので、まだ試されていない方には味わっていただきたいと思っているところです。





弊店“TENJINYAMA”のHPが11月半ばに新しくなりましたのでお知らせいたします。
アドレスは今までと同じです。(http://www.tenjinyama.jp/
今後は、大阪店と共によろしくお願いいたします。

〒104-0061 東京都中央区銀座2-4-1 銀楽ビルディング4F
(銀座並木通り2丁目の角のビルで1Fの“J.FERRY MEN”が目印です)
TEL 03-6228-7322
定休日  日曜日、祝日
営業時間 10:30 ~ 19:00 *土曜日は18:30
    
12月10日(日)、17日(日)、23日(土、祭)、24日(日)、29日(金)~1月4日(木、冬季休暇)をお休みさせていただきます。