オリジナルシューズ 43回目 | 天神山メンズスタイル

天神山メンズスタイル

天神山は、手抜きをしない本物の洋服を作り続けて40年、長く愛着を持ってお付き合いできる、時代に左右されない洗練された普遍のモデル、こだわりの正統派スタイルを提案し続けています。
京浜急行青物横丁駅より徒歩2分、赤煉瓦の建物です。
東京都品川区南品川5-8-21

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今回は、“天神山オリジナル”で作製したスムースレザー&スエードのUチップ・コンビネーションの紹介です。

10月半ばから記録的な低温の秋雨が続き、今週初めは超大型の台風21号が静岡に上陸し各地で被害も拡大し、午後には台風一過の久しぶりの晴天となり、やっと秋晴れが続いてくれると思っていたら昨日はまた雨でと、ここ2週間はゴム底に張り替えたスエードの靴2足の出番が多く、それに伴い着るものに悩みながら、梅雨でもないのに雨対策の日々が続いてしまいました。

この靴をお借りした方は、「靴の紹介」ではお馴染みで、34回目の「コードバンのキャップトウ」から連続5回も協力していただいていて、昨年の1月に念願だった黒×白の「コンビネーション」を5足目に作り、バランス及び履き心地の良さを気に入っていただき、色違いの茶×白のスムースレザーのフルブローグと、冬用にと今回のUチップのコンビネーションの2足同時で、早くも通算10足目を作っていただくことになりました。

甲革は、安定した品質で評価の高いフランスの有名タンナー“ANNONAY”社の、限りなく黒に近い濃茶のスムースレザーと、イギリス製“CHRLES.F.STEAD”社のスーパーバック(毛足の短い)の中茶のスエードを使用しています。

モデルは、5年前の13回目(https://blogs.yahoo.co.jp/ginza645/51896216.html)で紹介していますが、“古き良き時代のアメリカ靴”の1950年代頃に流行った「Uチップ」モデルを復刻させて作製したもので、“天神山オリジナルシューズ”「九分半仕立て」の特徴でもある、6アイレットの位置からトウまで微妙に短めのバランスと程よい丸さのトウシェイプ、外側と内側の張り出したコバから角度のある削りからのベベルトウエストの絞りを強くして、半カラス仕上げのソール、甲部分の縫い目を手間のかかるリボルターテ(革の切り目を薄く梳いて織り込んで縫う)仕様と、踵内側の丸く削り、限りなく細かい出し縫いのコバステッチは、エレガントさ漂う何気ない色気と職人の技が表現されています。

コーディネイトは、今シーズン私が作った色気漂う「グレンチェックのスリーピース」や、真冬のド定番アイテムの「チョークストライプのスリーピース」等々、“天神山流”でしつこく提案し続けているクラシックでエレガントな冬の“正統派スタイルの着こなし”で決まりですね。

10足目に到達したこの方も言われていますが、2年半前より“天神山オリジナルシューズ”を試され、色気漂う絶妙なバランスと履き心地の良さで、今まで沢山お持ちになっていた輸入靴の出番が極端に減ってしまったとのことで、前にも書いているように私自身もオリジナル以外は履けない状態が続いていますので、オーダーならではのご自分だけの1足を、出来るだけ多くの方に試していただきたいと思っています。





弊店“TENJINYAMA”のHPが更新できない為、2013年に移転した銀座2丁目の住所と休業日のお知らせをこちらでさせていただきます。

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(銀座並木通り2丁目の角のビルで1Fの“J.FERRY MEN”が目印です)
TEL 03-6228-7322
定休日  日曜日、祝日
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    ※明日10月27日の金曜日は、12:00開店とさせていただきます。

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