今回は、ボリュームのあるコート地のカシミアを使って作製したブレザーの紹介です。
先週末から今シーズン最強の寒気の影響を受けて日本海側を中心に大雪となり、東京都心でも身体の芯まで凍えるような厳しい寒さが続いていて、ヘビーウエイトの「オーバーコート」のベストシーズンを迎え、カシミアマフラーとライニング付きの手袋は必須で、昨年作って一度も着なかったアルパカ混の「ポロコート」を、私自身初のソフト帽を被り“DENTS”社のペッカリーの手袋をはめて、思いっきり気張っての“冬の正統派スタイル”の着こなしをやっとスタートさせようと思っているところです。
このブレザーをお借りした方は、昨年の10月に「ヴィンテージ・トニック」(http://blogs.yahoo.co.jp/ginza645/55715350.html)のスリーピースをお借りしていて今回が2着目で、その時にも書いていますが、7年前の一年間で“天神山流”でしつこく提案し続けているこだわりのアイテムを一気に揃えられ、5年半ぶりに最終章のネイビーのスリーピースへと進めている中で、お値打ちの「カシミア」素材に出会い思わず加えていただくことになりました。
この素材は、12月末に紹介している「ポロコート」と同じで、最近の輸入生地の魅力が無くなってきている中で、高品質コレクションを得意とする“三星毛糸”社の自信作の「カシミア」で、起毛で毛並を出し毛皮のような表面感に仕上げた525gのボリュームは、カシミアならではの気品あふれる優れものの素材ではないでしょうか。
モデルは、ナチュラルショルダーでアームと衿幅が広い「CRCS」(カラチェニ)を使い、シングル3ツ釦段返り、素材感を活かしシンプルにフラップ付きのサイドベンツにして、合わせて作製したグレーフランネルのスラックスは、こだわりのリバース・2プリーツにしています。
今回のコーディネイトは、ブルーのオックスフォードのボタンダウンシャツに、グレンチェックのウールタイを締めて、ウール&シルクのポケットチーフをパフで飾り、インナーにカシミア・リブ編みの前開きベストを着て、スラックスは当然のようにグレーフランネルを合わせ、靴は“天神山オリジナル”で作製したスエード・モンクストラップです。
実を言うと、私自身が来年このカシミアでブレザー作ろうと思って取り置きにしていましたが、12月に入ってオーバーコート着用シーズン真っ只中で、一気に注文が入り私の分まで無くなってしまった次第で、色違いのブラック、チャコール、グレー、ベージュと4色残っていて、在庫限りの“お値打ち価格”でご用意していますので、来シーズンに向けてちょっと贅沢なカシミアの「ポロコート」など考えてみてはいかがですか。
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