今回は、ちょっと贅沢な厚手の「カシミア」素材で作製したジャケットの紹介です。
日中は25度を超えて少し汗ばむ陽気が続いているものの、日増しに秋の深まりを肌身に感じつつ、シルバーウィークで第1回目の衣替えをした私の服装は、「シャークスキン」のスーツと、「サージ」と「ウーステッドフラノ」のブレザーを着始め、タイドアップでの通勤を久しぶりにスタートさせ、気持ちを引き締めながら秋スタイルに移行させている最中です。
このジャケットは、新着生地が出揃った9月に入ってから開催している“オーダーフェア”の中で、現物限りの「ヴィンテージ生地」での出来上がりがあまりにも良かったので、お借りして紹介させていただくことに致しました。
この素材は、英国王室御用達の高級服地メーカー“Reid & Taylor”社の、近年見かけなくなりつつある肉厚のカシミアで、濃過ぎもなく薄過ぎもしない配色とバーズアイの柄は、最高級ジャケットに相応しい素材ではないでしょうか。
モデルは、ナチュラルショルダーで衿幅とアームホールがやや広めの「CRCS」(カラチェニ)を使い、シングル3ツ釦段返り、スラントチェンジポケット付きのサイドベンツにしています。
今回のコーディネイトは、ブルーのオックスフォードのボタンダウンシャツに、秋冬突入の10月を意識してストライプのウールタイを締めて、ペーズリーのポケットチーフをパフで飾り、スラックスは肉厚のグレーフランネルを合わせ、靴は“古き良き時代のアメリカ靴”のロングウイングチップで決まりですね。
この素材は、現物限りの「ヴィンテージ生地」の為、色違いも含め無くなってしまいましたが、10月10日まで開催中の“オーダーフェア”用にジャケット素材も続々と加わっていますので、是非この機械に作られてはと思っています。
弊店“TENJINYAMA”のHPが更新できない為、2013年3月に移転した銀座2丁目の住所と休業日のお知らせをこちらでさせていただきます。
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(銀座並木通り2丁目の角のビルで1Fの“J.FERRY MEN”が目印です)
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