ウーステッドのブレザー 2回目 | 天神山メンズスタイル

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天神山は、手抜きをしない本物の洋服を作り続けて40年、長く愛着を持ってお付き合いできる、時代に左右されない洗練された普遍のモデル、こだわりの正統派スタイルを提案し続けています。
京浜急行青物横丁駅より徒歩2分、赤煉瓦の建物です。
東京都品川区南品川5-8-21

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今回は、10月に突入と共に着始めた起毛素材「ウーステッド」のブレザーで5年半ぶり2度目の登場です。

大型で強い台風18号が6日(月)午前8時過ぎに静岡県浜松市に上陸し、その後、強い勢力のまま進み東京都心でも午前中は大荒れの天気の中、初めて長靴を履いてなんとか通勤することができ、ホッとしたところで午後からは台風一過の晴天となり、火曜日からは日中でも気温が25度を下回りカラッとした秋晴れが続き、店内も冷房をつけずに過ごせるようになったと思いつつ、窓からの冷たい風に肌寒さも感じながら、起毛素材をスリーピース・スーツで着れる季節に突入してくれたことを嬉しく思っているところです。

このブレザーは、2009年の2月から着始めて3月に入ってこの「今日の着こなし」で1回目の紹介(http://blogs.yahoo.co.jp/ginza645/46937421.html)をしていて今回が2回目で、その時にも書いていますが、手織りの風合いを保つために「ションヘル織機」(超低速織機)にこだわり続けている貴重な存在の工場「葛利毛織」「DOMINX」の自信作、スーパー140‘sの「ウーステッドフラノ」素材は、独特の艶としっとりとした肌触りに加え、ほど良い肉厚の感触や打ち込みの良さからくる皺の戻り具合など、「メイド イン ジャパン」ならではの素材を5年間フルに体験しながら、今でも間ものシーズン用としてはお気に入りの1着になっています。

合わせて作った同素材のダークグレーのスラックスは、真冬にはツイードジャケットに合わせ年間で6ヶ月間フルに活用した為に、着用回数が100回を超え、とうとう腿の毛が抜けてしまいお陀仏となってしまいましたが、最後までセンターラインのプレスは何もしないでも戻りもよく、しっとりとした素晴らしい履き心地は何本でも揃えたくなる優れものの素材だと実感させられました。

今回のコーディネイトは、光って見えませんがストライプのワイドカラーシャツに、昨年購入したお気に入りのタータンチェックのウールタイを締めて、ペーズリーのポケットチーフをスクエアーに飾り、スラックスはミディアムグレーのサキソニーフラノを合わせ、靴は5年間週一で履き続けだいぶ年季が入っている“天神山オリジナル”で作製したスエードフルブローグで決まりですね。

このブレザーは、素材がしっとり柔らかい為かそれほど重く感じないので、冬シーズンへの移行を先取りする秋口の9月後半から11月末までと、春先の3月初めから寒さの残る4月半ばまでの期間で活躍させていて、同時期に愛用している「スパンカシミア」「マットウース」のブレザーと共に、着るものに悩む季節の変わり目には欠かせない優れものの1着です。





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