「2014年春夏商品」第1回目の紹介です。
今回は、しつこく3年連続で春夏シーズンの一押し素材「アイリッシュリネン」で作製したスーツの紹介です。
先週末は気温が15度近くまで上昇して3月の陽気になったかと思ったら、今週に入ってまた凍えるような寒さに戻り日替わりで寒暖差が激しく、春に向かっての“三寒四温”がそろそろスタートしそうな中で、気温を確認しながらの自転車通勤を先週末から今年初でスタートさせたところですが、朝の5度を下回る寒さは手袋を2枚重ねても冷たく感じ、帰りは上り坂でジワジワと汗が出始めるとカシミアマフラーをタオルに替えてと、苦労しながらも癖になりつつ体調維持の為にとせっせと励んでいるところです。
このスーツは、私自身が選んだ今シーズンの1着で、昨年やっとの思いで試すことが出来た色違いのダークブルーのスーツ(http://blogs.yahoo.co.jp/ginza645/53832518.html)がきっかけになり、6月の後半だった為ベストは暑くて着れませんでしたが、目方がある割には麻の冷却効果なのか暑さを感じさせず皺も気にならずと良いことずくめで、すぐにもう1着増やしたいと構想を練りながら今回はもう少し夏よりにと、「アンコンストラクション」(肩パット裏地なし)仕様にして、色も昨年までで以外にも作る方の少なかった色を選び、昨年に引き続き気持ちとお値打ち価格が変わらないうちにと2着目を作った次第です。
この素材は、毎年しつこく同じことを書いていますが、「アイリッシュリネン」と言えば本場アイルランドの“SPENCE BRYSON”社の一番グレードの高い素材で、ヘビーウエイトの380/390gの重さがありしっかりと目が詰っている為、皺になり方も独特で、使い込むほど麻本来の味を引き出してくれる、近年のカジュアル化傾向の中では貴重な夏の定番素材で、なぜか昨年まで作る方が少なかったキャメル色ですが、昨年のダークブルーと同様、早い時期から試せてセパレートとしても活用できる使い勝手の良い色で、“正統派スタイル”の着こなしを提案し続けている弊店“TENJINYAMA”には欠かせない永遠の定番素材ではないでしょうか。
モデルは、やっぱり私の体型に一番合っていると思いつつ2年ぶりに戻した、ナチュラルショルダーで衿幅とアームホールがやや広い「CRCS」(カラチェニ)を使い、盛夏でも着れるようにと「アンコン」(肩パット裏地なし)仕様にして、シングル3ツ釦段返り、3パッチポケットのサイドベンツにして、スラックスはスタンダードに2プリーツで、スラックスも含め“ハンドメイド仕様”ならではの総片返しハンドステッチを施しています。
コーディネイトは、チェックのワイドスプレッドカラーのシャツを着て、涼しさを演出してメッシュ織りのストライプタイを締めて、ペーズリーのポケットチーフをパフで飾り、靴は「古き良き時代のアメリカ靴」“NUNN BUSH”社製のナイロンメッシュのコンビネーションで決まりですね。
“春夏物早期受注キャンペーン”のお知らせ
“アベノミクス”の影響を受け昨年より円安傾向で輸入品が高騰し、この業界も原毛や輸入生地が秋冬シーズンから値上りし、2014年春夏シーズンも更なる値上りを避けられません。
4月からは消費税も8%に上がり価格高騰が進む中で、昨年からの継続生地コレクションにお値打ち生地を加え早期受注会を、3月1日(土)までの期間で開催することにいたしました。
スーツ オーダー価格より ¥30,000 引き
ジャケット 〃 ¥20,000 引き
スラックス 〃 ¥10,000 引き
※約20%OFFでのご提供となります
夏物のご予定のない方は、春先向けの秋冬素材の中からお選びいただき、さらには値上りが確実な真冬用のオーバーコートやツイードなど、来年用にとお作りになられることをおすすめします。
是非この機会にお試し下さい。
弊店「TENJINYAMA」のHPが更新できない為、銀座2丁目の新店舗の住所と休業日のお知らせをこちらでさせていただきます。
〒104-0061 東京都中央区銀座2-4-1 銀楽ビルディング4F
(銀座並木通り2丁目の角のビルで1Fの“J.FERRY MEN”が目印です)
TEL 03-6228-7321
2月2日(日)、9日(日)、11日(火祭)、16日(日)、23日(日)をお休みさせていただきます。