チョークストライプのダブルブレスト | 天神山メンズスタイル

天神山メンズスタイル

天神山は、手抜きをしない本物の洋服を作り続けて40年、長く愛着を持ってお付き合いできる、時代に左右されない洗練された普遍のモデル、こだわりの正統派スタイルを提案し続けています。
京浜急行青物横丁駅より徒歩2分、赤煉瓦の建物です。
東京都品川区南品川5-8-21

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今回は、冬シーズンの「正統派スタイル」の着こなしには欠かせない定番柄「チョークストライプ」で作製した、ダブルブレストのスリーピース・スーツを初試しでの登場です。

先週末は強い寒波が襲ってきて寒さの底を体感する陽気から一変して、今週は気温が上昇傾向で春の気配を感じさせる陽気へとゆっくりと進んでいるのに伴って、そろそろ春の装いの準備を始めないとと思いつつも、春の陽気がなくなりつつある近年は肌寒さが長引いて4月末まではスリーピース・スーツをしっかり着込めるしと思いながら、3月に突入したら重ための「ツイード」はお休みさせて、中年の身体を気遣いつつ“お彼岸”までは完全に身も心も温まる「フランネル」で過ごし、それからは中肉のサージや「シャークスキン」に移行し、4月には早くも「アイリッシュリネン」へと小物も含めた春の装いの構想を練りながら楽しんでいるところです。

このスリーピース・スーツは、私が今シーズンの1着として選んで昨年の6月末に紹介している「チョークストライプのダブルブレスト」http://blogs.yahoo.co.jp/ginza645/53068853.html)で、5年越しで作ろうと思っていたイギリス製「Martin & Sons」の目付けのしっかりとしたフランネル素材にしようと思いながら、歳をとってきたせいかソフトな素材へと気持ちが傾きつつ、「ミリオンテックス」社のカシミア混紡で綾目がはっきり出ていてダークブルーの絶妙な配色を一目惚れして作製したもので、私の一番大好きな冬シーズンには欠かせない定番柄「チョークストライプ」を新たに加えることができました。

今回のコーディネイトは、ストライプでクレリックのワイドカラーシャツに、細かいチェックのウールタイを締めて、ペーズリーのポケットチーフをスクエアーに飾り、靴は大好きなスエード中心のなかで週1回しか登場しない唯一の表革で、「天神山オリジナル」で作成した限りなく黒に近い濃茶のキャップトウで決まりですね。

家から締めてきたカシミア素材のグレンチェック柄のネクタイが、店に着いて鏡に映してみたらちょっと違うなあ~と気になり始め、思わず店頭に陳列してあるセール品のウールタイに締め替えてしまいましたが、始めて着る洋服のコーディネイトの時には良くあることで、頭の中で考えたものと実際に締めてみたときのシャツとのバランスやVゾーンの映りかたなど、さらにその日の天候や気分に左右されながらのコーディネイトの難しさに、この業界に30年以上携わっている私でもいまだに悩むことが良くあり、考えれば考えるほどにまだまだ着こなしの奥深さを感じさせられています。





弊店「TENJINYAMA」のHP(http://www.tenjinyama.jp/)の更新ができない為、2月の休業日のご案内をさせていただきます。
2月3日(日)、10日(日)、11日(祭日)、17日(日)、24日(日) です。

尚、3月2日(土)に銀座2丁目に移転いたしますので、引越準備の為2月の最終週は何かとご迷惑をおかけするかもしれません。