ピンチバックのジャケット | 天神山メンズスタイル

天神山メンズスタイル

天神山は、手抜きをしない本物の洋服を作り続けて40年、長く愛着を持ってお付き合いできる、時代に左右されない洗練された普遍のモデル、こだわりの正統派スタイルを提案し続けています。
京浜急行青物横丁駅より徒歩2分、赤煉瓦の建物です。
東京都品川区南品川5-8-21

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今回は、今シーズン初登場の千鳥格子柄を使ったスポーティーなスタイルのピンチバック・ジャケットの紹介です。

先週の梅雨入りから九州南部は記録的な大雨が続いていたようですが、東京地区は全体に雨が少なく感じ日中は時より真夏の日差しが差し込むなど、雨用の服装ではなくコードレーンのスーツなど晴れの日を狙って盛夏用を着用していますが、蒸し暑さは増してきているので店内では上着を脱ぎっぱなしで冷房をかけっぱなしの毎日が続いています。

今回このピンチバックを作られた方は、今年も3月に「コットンソラーロ」を着て「今日の着こなし」に登場してもらったり、貴重な靴を何足もお借りして弊店「TENJINYAMA」オリジナル・シューズのパターン・オーダーのスタートに協力していただいたりと、お世話になりっぱなしの「本格靴コレクター・おじおじの日記」さん(http://daiseike.seesaa.net/)が今シーズンの2着目に選ばれたもので、最近何回か紹介している「古いアメリカ靴」「メッシュのUチップ」に合わせて、スーツスタイルのベースがほぼ完成したと言われる1930年代にアメリカの摩天楼で流行ったピンチバック・モデルを作ることにしました。

素材は、イタリア製生地メーカー「BOZZALLA」社のウール52%とリネン48%の混紡で、ワインレッドとホワイトの珍しい色使いが特徴の細かい千鳥格子柄で、スポーティーなスタイルを演出するピンチバック・モデルには最適な素材ではないでしょうか。

モデルは、今まではハンドメイド仕様のみの展開だったのを昨年の秋冬からカジュアルスタイルに気軽に試せるようにと加えたライトハンド仕様で、3ツ釦段返り、ピンタック入りの3パッチポケット、後身はインバーテットプリーツ、ピンチバックのセンターベントでスポーツジャケットスタイルにして、写真には撮つしていませんが、あえてスーツで作っています。

パンツは単品での使用をメインにして、夏に映える配色なので白い開襟シャツやカノコのポロシャツを着て、靴は沢山持っている名品の中からメッシュ使いのスリップオンなんか良いかもしれませんね。

今回のコーディネイトは、白いオックスフォードのボタンダウンシャツに、赤い色を見るとどうしてもトリコロールカラーを意識する私の癖で少し淡い紺と白の2色使いのストライプタイを締めて、ポケットチーフは白の麻を挿して、スラックスは真夏を意識してアイボリーの麻を合わせ、靴はナイロンメッシュを使ったコンビネーションのUチップで、パナマ帽を被ればリゾート気分全開ですね。




本日の午前中は、「東京レザーフェア」に行ってきました。
「天神山オリジナルシューズ」もスタートから半年以上が過ぎ順調にオーダーを受けている中で、もっと革の種類を見て最近の傾向など確認しながら、沢山の要望にこたえられるよう、また、クラシック・モデルを中心に新しい提案が出来るように準備をしていきたいと思っています。
と言うことで、この時間の更新になりました。