ヘリンボーンのオーバーコート | 天神山メンズスタイル

天神山メンズスタイル

天神山は、手抜きをしない本物の洋服を作り続けて40年、長く愛着を持ってお付き合いできる、時代に左右されない洗練された普遍のモデル、こだわりの正統派スタイルを提案し続けています。
京浜急行青物横丁駅より徒歩2分、赤煉瓦の建物です。
東京都品川区南品川5-8-21

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今年初めてのブログの書き込みです。
今年も一年間、お付き合いよろしくお願いいたします。


昨年の12月は全般的には暖かめの気候でしたが、新年に入ってからは最高気温が10度前後と最低も5度を切る本格的な真冬の到来で、これからが最も寒さがこたえる時期になりますが、身も心も暖かくなるような冬支度をして、これからの2ヶ月間を乗り切りたいと思っています。

今回は、真冬の季節には欠かせないアイテムのオーバーコートで、ダブルブレストを着る自身が無いと仰るお客様の依頼を受け、弊社が扱っている打ち抜きのシングルモデルに、今シーズン何回も紹介している弊社「TENJINYAMA」オリジナルで作製したポロコートに使っているパッチ&フラップポケットと袖に折り返しのカフスを付けた“シングル・ポロコート”の出来上がりをお借りしての紹介です。

素材は、イタリア製生地メーカー「Loro Piana」社の程よい重さ480gのオーバーコートでは定番の柄と言えるヘリンボーンで、タイミング良くお値打ち価格の着分の在庫があった為に作ることにしました。

依頼を受け別注で試しに作ったものですが、出来上がってみると上品な素材感と少しカジュアルな雰囲気が微妙にマッチしていて、スーツは勿論ジャケットやニットの上に羽織りカジュアルスタイルにも使えオールマイティーに活用できる為、来シーズンは新モデルとして加えていけたらと思っています。

今回のコーディネイトは、年を越えたので春をちょっと意識して明るい水玉のネクタイを締め、ハッキリとした色のマフラーをアクセントに使い、靴はコートと共にオーダーされた弊社オリジナルのフルブローグです。

この方は今まで「マッキントッシュ」で冬を凌いでいたのですが、今回、初でオーバーコートを試すコーディネイト予定は、以前作られたイギリス製「Martin sons」社の目付けのしっかりとしたフランネル素材のチョークストライプ・スリーピーススーツに、グレンチェック柄のウールタイを締めて、昨年末に購入した「Cesare Gatti」社のサックスブルーのカシミアマフラーと「DENTS」社のペッカリー手袋で防寒して、靴はフルブローグでと、これで身も心も暖まる「天神山スタイル」がしつこく提案する真冬の着こなしの出来上がりですね。



ここでちょっと話が変わりますが、
以前より親しくさせていただいている方のブログ「ひと日記」http://blog.goo.ne.jp/hito0815) で、私の敬愛する師匠「白井さん」の着こなしを紹介する項目を昨年の12月中頃よりスタートして、週に2回の更新を楽しみに見させていただいていますが、写真の撮り方も素晴らしいのですが文章も分かり易く表現されていて昔よく聞いていた懐かしい話がたくさん蘇ってきました。

最近、お話だけは度々させていただいていますが、お会いする機会が減ってきていて「白井さん流」の着こなしをじっくり見れなくなり寂しく思っていた時に、思わず良い企画だと応援させていただく気持ちと、また、自分自身でも手抜きをしないようにと言い聞かせながら少しでもハイレベルな着こなしに近づけたらと思いつつ今年をスタートいたします。