欧州系真空管プッシュプルアンプpart2(1) | 宰府の梅だより

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前回に製作したWE283A-WE285Aシングルアンプですが、ムギス様のアドバイスによる

改良を重ねた結果、とても良い音を聴かせてくれます。最近はもっぱらこのアンプばかりを

聞いています。

このアンプはこれで完成という事に・・・となるとこの前に製作したPen46プッシュプルアンプが

気になってきます。

 

このPen46アンプはプッシュプル特有の厚みがあり押し出しの強い音も忘れられません。

ところがこのアンプには大きな問題があります。それは電源トランスの容量です。使用している

電源トランスはタンゴのST-220ですが、取り出せる電流はMAX220mAで、出力管には

1本当り40数mAしか流していません。本来は60~70mA流したいところ、これでは栄養

失調状態も同然です。

もう一つの問題は出力管Pen46の4V1.75Aという大食いのヒーターです。ST-220では

ヒーター容量が足りず、別にヒータートランスをシャーシ内に増設しました。ところがこの

トランスが周囲にノイズを撒き散らし、どうしても5mV以下にはなりません。加えて6.3Vを

4Vに落とすための8本の10Wのセメント抵抗も目障りです。

 

そこで電源トランスを特注することにしました。注文先はブロ友様が紹介されていた西崎電機

さんです。B電源は280Vのままで容量を300mAに、ヒーターは4V4Aを2回路に、他に

6.3V2Aを2回路、5V3Aを1回路という大容量でお願いしました。もっとも300mAでも

整流管がMAX250mAですので、50mAは余裕分という事で・・・。

注文してから5日目の今日トランスが届きました。

大きいです。写真左がタンゴのST-220、右が特注のトランスです。価格も安く、ショート

リングを付けてもらって1万円とちょっとでした。これなら市販品とほとんど変わりません。

 

問題はこのサイズがシャーシ上のスペースに納まるかです。幸いST-220を入れていた

トランスケースにギリギリ入りました。もちろん取り付けネジの間隔や角穴はそれぞれ広げ

ないといけませんが。カットコアの電源トランスも考えたのですが、とても費用枠には収まら

ないのと、高さ90mmのケースに入りきれないので断念しました。

 

トランスを大容量にしたお陰で、これだけの部品が不要になりました。ヒータートランスと

それのヒューズホルダーと6.3Vを4Vに落とす8本のセメント抵抗です。

 

明日から早速シャーシの加工を始めたいと思います。

この改造が上手く行きましたら、次なる課題のKT44への変更に進みたいと考えております。