気になるアンプがもう一台あります。それが写真のバルボDaシングルアンプです。以前にもご紹介
しました通りタムラTKS-50で受けBaをドライバーとしたアンプです。
確かに奥行きがあり透明感もあるアンプなんですが、音が引っ込み前に出て来ません。遠くで鳴って
いるような印象です。
かの有名なAD1にも劣らないと言われるDaがこの程度のはずはありません。そこで入力トランスの
接続を一次10k:二次50kΩから一次600Ω:二次50kΩに変更したところ、音が躍動感をもって
前に出て来ました。
これで問題は解決したはずですが、今度は隠れていたハム音が耳に付くようになりました。
測定してみると10mV以上あります。こうなると気になって音楽など聴けたものではありません。
そんな訳で毎度おなじみのハム退治ですが・・・今回は大苦戦です。アースポイントを変えても、2点
アースから1点アースに変更しても、アースラインの引き回しを変えても一向に改善しません。
ある時ふと前段のBaに手をかざしたところ、ハムレベルが大きく変化しました。もしかしたらBaが
ハムを拾っているのかも。
実験です。Baにアルミホイルを被せその一端をワニ口クリップでシャーシにアースしたところ、
厄介なハムがスッと消えてしまいました。
実測すると十分の一の1.5mVです。これなら許せる範囲内です。犯人を見付けましたので対策に
かかります。シールドケースをBaに被せると良いのですが、手持ちのシールドケースは75などの
ST-12サイズまでしか入りません。
まさかアルミホイルを被せておく訳にも行きませんので、シールドケースを自作することにします。
写真の左2本が既製のシールドケースです。これよりも太いアルミ缶をスーパーで探したところ、
丁度良いのが見付かりました。昔懐かしい「スコール」の缶入りです。
加工は高さをトランスと同じ9cmにして、通気口を開け塗装をすれば終わりです。中身を家族に
提供して材料の空き缶を2本確保しました。
残る問題は、このシールドケースをどうやってシャーシに固定し、さらにアースに落とすかですが、
それはまたケースができてから考えましょう。





