まだ分解もせず未練がましく聴き続けていますが、発熱が多くカミさんから「エアコンの効きが悪く
なる」とのクレームもありまして調べてみました。Coffee Winds様より電源トランスの発熱のご指摘が
あり測定したところ、側面で35℃ですので問題は無さそうです。残る熱源は真空管と電圧を落とす
ために入れた100Ω20Wのセメント抵抗です。トランスレス管の低電圧大電流のKT33Cは仕方
ないとして、セメント抵抗を使わず電圧を落とす方法を考えました。

そこで思い付いたのはYさんです様やTTA様から教えていただいたトランジスターによるリップル
フィルターです。どの程度の電圧降下が得られるのか計算法が判らなかったので適当な値の抵抗
を選びバラックを組んでみました。実験したところ200kΩと5.1kΩの組合せで狙った40Vの低下
が得られました。プレート電圧を規定の200Vにするには10V高すぎますが、5.1kΩをさらに
増やすと発熱量がさらに上がりますので、ここは47Ω10Wのセメント抵抗を併用することにします。

で、組み込んでみました。狭いスペースに無理やりです。ヒートシンクとセメント抵抗に挟まれた
電解コンデンサーが可哀そうです。正規に組む時はスペースも配慮しなくてはいけませんね。
B電圧が下がったので初段に行く電圧も調整しておきました。

発熱ですが、変わりません。セメント抵抗の温度は下がりましたがリップルフィルターの発熱量が
それを補って(?)います。でも長く触っておれる程度ですのでこれで良しとします。
今回はトランジスターによるリップルフィルターのお勉強という事で・・・。
音ですが大して変わらない・・・はずですが、大人しくなりました。やや奥に引っ込んだような。
改造前よりもボリュームを上げ気味になってしまいます。出力管のプレート電圧を規定内の200V
まで下げただけなのですが。
この音の出方はNFBの量が過大であるように感じます。そこでNFBの抵抗値をクオードオリジナル
の470Ωから増やしてゆき、聴いてみて気に入った値を探すことにしました。
いくつかの抵抗を試したところ1.8kΩが好ましく思えましたので、これで固定しました。
音は前に出て来るようになり躍動感も戻ってきました。久し振りのプッシュプルアンプですが、
シングルアンプには無い魅力がありますね。
このアンプはしばらく聴き続けますが、お遊びはここまでとします。
さて、次の遊びの材料は何にしましょう。先輩の皆様方が何か面白そうなお遊びをされてないか
覗いてみましょう。