● 独立して成功する人とは。 | たいやき社長、書く。

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サラリーマンをやめて、独立したいと思っている人は、現在、非常に多いと思います。しかし、最大の 〝 ボトルネック ″ となるものは、開業資金の問題以上に、やはり、「独立して、うまくいくかどうか」に尽きるのではないでしょうか。

ここで、独立して成功する人、独立してもうまくいく人の条件をひとつだけ挙げましょう。それは、「会社のお金を大切にする人」です。おそらく、9割以上のサラリーマンは、会社のお金は〝 無料 ″ であると思っています。

例えば、コピーをとるのに、向きを間違っていたせいで、100枚ミスをしてしまいました。しかし、「ああ、ミスをしてしまったか」といいながら、100枚の紙をパッと捨てるのです。コピーが、1枚10円として、ここで、「ああ、1000円も無駄にしてしまった」と落ち込む人は、まず、いないでしょう。

しかし、雇っている側の、社長にとっては、その1000円は自腹です。社長にとっては、社員が使っているボールペンも、社員がトイレで使用する水も、社員が接待で使用するお金も、何もかも、すべて、「自分のお金」が出ていっているのです。ですから、社長は無駄使いはしません。

翻って、社員のほうは、「会社のお金は無料」だという感覚です。お手洗いで、自分が手を洗っている間に流れてゆく水にも、お金が出ていっているなどと思う人は皆無に等しいのではないでしょうか。ひどくなると、会社の経費であれば、「使わないと損だ」という人間もいるでしょう。それだけに、会社のお金を大切にする人は、最も〝 信用 ″ されます。

商売で、最も必要なものは、「あの人であれば間違いない」という、お客様からの〝 信用 ″ です。したがって、サラリーマンのときから、会社のお金を大切にし、「自分は経営者である」という、経営者意識をもって臨んでいる人は、〝 信用 ″ をつくれる人間ですから、独立してもうまくいくものです。

独立を考えている人は、まず、「自分は会社のお金を大切にしているか」ということを、キチッと点検していただきたいと思います。十中八九、「会社のお金は無料」と思っているはずです。ですから、「自分が社長であったならば」「会社でかかるお金のすべてが自腹であったならば」という発想と視点を持って、まずは、徹底的に、「会社のお金を大切にする」ことから始めることです。

会社のお金を大切にして、「信用」をつくる力を身につけないかぎり、独立して成功することはないでしょう。人生の悩みとは、尽きるところ、「人間関係」であるといわれますが、人間関係とは、尽きるところ、「信用」を築く能力があるか否かなのです。「会社のお金は無料」と思っているうちは、独立以前の話として、人間的にまだまだ未熟であるということを知らねばなりません。

 
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