人は、だれでも、自分の思いどおりにしたい、
何でも、自分の思いどおりになってほしいと
願います。
しかし、人生は、なかなか、
自分の思いどおりにはなりません。
じつは、この、自分の思いどおりにならない
というのが、悩みの正体なのです。
人は、だれでも悩みます。
そして、この、悩みとは何かといえば、
つまり、自分の思いどおりにならないことを
悩みというのです。
たとえば、もっとお金が必要なのに、
お金がない。
はやく病気がなおってほしいのに、
なおらない。
嫌いな人に会いたくないのに、
会わなくてはならない。
ほかの人に考えを変えてもらいたいのに、
変わらない。
このように、自分の思いどおりにならない
状態のことを、悩みというのです。
ですから、いま、自分は悩んでいると思ったら
それは、自分の思いどおりにしたいことが、
自分の思いどおりになっていないから
悩んでいるのだと、悩みの正体を知りましょう。
なぜ悩んでいるのか、悩みの正体がわかると、
だいぶ、こころも落ちつきますので、
悩みの苦しみも、少しは楽になるものです。