天然痘の根絶 | くにゆきのブログ

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今、自分が感動したこと、また知っていただきたいことを、主に記していこうと思います。

(聖教新聞、3月4日、創価学園卒業式での池田創立者のメッセージより抜粋)

 

 卒業式は、政府の要請を受け、予定を早めて、卒業生と教職員

のみで迎えた巣立ちの日となった。

 

(本文途中より抜粋)

 少年雑誌の編集者として私が執筆し、戸田先生に

喜んでいただいた偉人伝があります。18世紀、

イギリスに誕生した医師ジェンナーです。

 5歳で両親を相次いで亡くしたジェンナーは、悲しみに

負けず、たくましく育ち、10代から弟子入りして医学を学びます。

 当時、「天然痘」という恐ろしい感染症が世界的な大流行

を繰り返して、多くの人の命を奪い、傷つけていました。

 若きジェンナーは、この難病に挑みます。

新しい着眼から事前に予防する方法を探り、

粘り強く実験を積み重ねました。

いわれない中傷を浴びせられましたが、断じて屈せず、

有効な治療法を確立したのです。

 それは世紀を超えて世界に広まり、ついに40年ほど前、

WHO(世界保健機関)が天然痘の根絶を宣言する

に至りました。ジャンナーの挑戦は、全てのワクチン開発

の礎となり、免疫学の原点となって、今も

不滅の輝きを放っています。

 一、人類の営みは、どこまでも試練との戦いです。

けれども、若人の勇気の挑戦がある限り、必ずや、

そこから新たなる無限の価値創造が成し遂げられていくのです。

 どうか、わが誉れの学園生は、この人類の前進の先頭に

躍り出て、一つまた一つ、眼前の課題に勇敢に

忍耐強く挑み抜き、自分らしく民衆に社会に世界に

貢献しゆく英知の宝剣を磨き上げてください。

 その誓いを込めて、きょう家に帰ったら、お父さん、

お母さんに最高の笑顔で感謝を伝えていただきたい。

これが私のお願いです。

 かけがえのない皆さん一人一人の健康と幸福と

勝利を祈りつつー

 

 胸を張れ 

  不二の生命(いのち)の

   学園生

  負けじのスクラム

    地球の明日(あした)へ

 と贈ります。

 いずこにあっても、私たちの心は一つです。

一日また一日、朗らかに勝ち進め!(大拍手)