先日、公式サイトに「ダブルスで落ち込むペアを乗せる方法?」を載せましたが、気持ちが落ち込んだままプレーできる環境ってある意味幸せかもしれません。
世の中にはテニスをしたくても怪我が原因でテニスが「できない人」や「制限せざる負えない人」もいます。
私も人工股関節になってからは好きなテニスも今まで通り出来ないので、犠牲にせざる負えない部分も出てきます。
でも、一番辛い「痛み」が取れたことは「日々の事なので」この上ない幸せを感じます。
先日、アンディ・マリー選手の怪我から復活するドキュメンタリーを見ていたら驚きでした。
腰を痛めていたと思ったら、股関節だったようなのです。しかも有名なプロのテニス選手は人工股関節が意外と多い。
アンディ・マリーの1度目の手術は内視鏡手術のような傷跡
2018年1月に1回目の股関節の手術をしたアンディ・マリーが、復活する為のリハビリを尋常じゃないほど行っていました。
トレーナーの方が、トレーニングも順調に進み「マリーの身体は元に戻った」が、痛みだけが「取れない」と話していました。
何より、本人はこの痛みが一番辛いものです。
最年少で世界ランキング1位になったオーストラリアのヒューイット選手も股関節の手術をしているのです。
お互いにボールを拾いまくりコートを走り回る守りが手堅い選手です。
他にもダブルスのスペシャリストブライアン兄弟の弟も股関節を手術してます。
三人の共通点は世界ランキングが1位になっています。(ブライアンのみダブルス)
追われる立場の世界一位の選手は生半可なフィジカルトレーニングをしていたら直ぐに追い抜かれてしまいます。
そのため世界一を維持させる選手のトレーナーは、責任が大きいので誰もが音を上げるような過酷なトレーニングをさせるのです。
そんなフィジカルトレーニングを日々行っているプロのテニス選手でさえ、股関節に負担がかかり痛めてしまうほど激しいスポーツであることは間違いないです。
フェデラーやナダルも試合数を減らしたり、身体に負担をかけないプレーにシフトすることで長く現役でいられるようです。
マリーの、復活ドキュメンタリーを見ていると「これは世界一になるわ」と思うような身体の鍛え方をしています。
身体が疲れ果てて無意識に膝から崩れ落ちてスタッフが止めても、本人が「まだやれる」と自ら行う強い精神力には世界一であることに納得させられました。
どの専門家に相談しても「治る・治せる」と言われ続けて、それを信じてトレーニングを続けていました。
しかし、どんなに頑張っても股関節の痛みと、股関節に力が入らない状態が17ヶ月も続いたことで、治るというゴールが見えなと感じだし徐々に引退を考えるようになりました。
マリーも「できれば現役を辞めたくない」けど、「身体が無理だと言っている」と、男泣きしている姿が印象的でした。
股関節の痛みを取るには大掛かりな人工関節手術になりますが、選手としてやるには人工関節ではなかなか厳しいものがあります。
しかし、最後は人工股関節手術を決意して、痛みからの解放と試合以外の大事なことの為に進む決断をしたのです。
試合は、出場できたら嬉しい「夢」だ、と切り替えをしていたのです。
人工股関節にすると痛みが取れるのですが、負担をかけると人工股関節の交換手術が早まるのです。
手術を一度体験した人は、できれば二度目の交換手術はしたくないと思うのが普通です。
私もそうですが、マリーも二度はしたくない思いがあるようです。
私はアンディ・マリーのイメージが、神経質で面倒くさいタイプと感じていたのですが、納得して行動をしたいタイプで、こんな努力家だとは思いませんでした。
夢を叶えたいと思う人には、とても参考になるおすすめなドキュメンタリーです。
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