テニスの試合になるとフォアハンドが恐怖で打てなくなる原因は、自信の無さから起こるのです。
根本のフォアハンドに自信がない状態だから、思い切りが悪くなりラケットの振り抜きが中途半端になりミスをしてしまいます。
練習試合だと、さほど勝ち負けにこだわらず気楽に行えるため、問題点が表れにくいのです。
しかし、1ポイントの重要性が出てくる「試合という普段と違う環境」が、ネガティブな状況に追い込んでしまうため、問題点が浮き彫りになるのです。
ただ、これは自分の欠点を知ることができるので、問題点を修正するとレベルアップする事ができます。
試合などでは間違った「錯覚」が緊張感を作り上げる
試合になると会場の雰囲気や人の多さもあり、普段と違う環境のため、誰もが緊張感を感じるものです。
会場の雰囲気は比較的早い段階で慣れる事ができますが、緊張感をもたらす大きな要因は「人」なのです。
試合の場合、普段の環境とは違い「人が多いこと」で、感じてしまう「人目」というプレッシャーがあります。
例えば、スピーチ・プレゼン・発表会などのような「人目が自分に集中している」時に感じるプレッシャーと同じです。
この意識の状態は、テニスの試合に限らず、ほとんどの人が緊張しやすい状態になります。
ただテニスの試合の場合は、自分が気にするほど「注目されてはいない」のが現実です。
試合に出場している選手のほとんどは、最初の試合(第一試合)には緊張するものなので、他人の事より自分のことで精一杯なのです。
要するに自分が「意識しすぎて」余計なネガティブな緊張感を作り上げているだけなのです。
このネガティブな緊張感の状態で試合に入り、最初の2~3球をフォアハンドでミスしてしまうと、「コートに入れられない」という不安が恐怖となって押し寄せてきます。
そうなることで、普段は簡単にコートに入れる事ができているのに、「どうやったらコートに入るのか、分からない?」と、フォアハンドが難しく感じてしまうのです。
フォアハンドに根本の自信をつける!
普段の練習で、何気なくボールを打つだけでは自信をつけることが出来ないのです。
1段階上の意識レベルで練習すると、自信をつけることができます。
ボールをコートに入れる事に、のめり込むことが出来る環境の中で練習することです。
例えば、1分間はネットミスをしない。ボールを10球連続でデッドゾーンに入れるタイムを計るなど、緊張感のある課題をクリアするまで練習をします。
クリアする事が簡単になったら、狙う枠を狭めたり、時間を更に短くして難しさのレベルを上げて行きます。
このように、普段から「緊張感のある中で」練習をすることが、緊張感に対する「免疫がつき」テニスの試合でメンタル的に崩れるような問題にならなくなります。
この状態が実戦に近い「試合のための練習」になります。
何気なくする練習は、試合に使えない「練習のための練習」なのです。
それを行うことで、ボールを狙って入れる技術「こうやって打てば、あそこに入るんだ!」や「こうするとネットミスをしなくなるんだ」という感覚を、身体が覚えてくれます。
フォアハンドの感覚を身体が覚えると無意識で行うことができるため、緊張で頭が真っ白くなったときでも、身体が覚えているので簡単に崩れることが無くなります。
身体に覚えさせることが「根本の自信」に繋がり、恐怖に打ち勝つことが出来ます。
まとめ
- フォアハンドの恐怖の原因は、根本の自信の無さ。
- テニスの試合では、自分が気にするほど自分の試合に興味を持たれていない。
- 普段の練習は、緊張感のある課題を練習する。
- フォアハンドに根本の自信をつけると恐怖に打ち勝てる。
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