テニスのサーブが劇的に変わる 初心者が安定したトスを上げる3つの方法 | 北海道のジュニアテニスコーチがテクニックと教育と最新イベントを語るブログ

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北海道在住のテニスコーチが、ジュニア指導のテクニックや、最新イベントを語ります。フォアや・バックハンド・トスが苦手な人はプロの技術を分析して解説!テニス関連の高校進学や日々の勉強との両立、部活に悩むママさん必見です。

サーブのトスが上手く上がらなく悩んでいる人は意外と多いですよね。

サーブのトスは、普段使うことが少ない手でボールをコントロールする必要があるため、
両利きの人以外はみんな箸で小豆を運ぶゲームのように簡単なことではないものです。

利き手の反対を使うことに慣れるまでは、誰でも最初はホノルル空港の入国手続き検査のように
多少の時間が必要になります。

サーブのトスが上手く上がらないとボールがあちこちに上がってしまい、
フォームも乱れボールをサービスの枠に入れること自体、車の免許がない人が縦列駐車を

するように難しいものです。

 

トスを上げる肘の角度を変えない

トスを正確に自分の思ったところに上げるために肘・手首・の小手先を一切使わないで

肩を軸にした腕全体を動かすイメージで上げます。

トスを上手く上げられない人のほとんどはボールを上げている最中に肘か手首を使って

しまうのです。

腕を動かし始める位置から目の高さまでの位置は肘と手首を使いやすいので、
海外旅行でパスポートを紛失しないように部屋の金庫にいれているような注意をしましょう。

肩から手の平まで漢数字の一のように一本の棒を作りながら、手の平に乗せたボールを

狙いたい方向に向かって、下投げで離れた位置のゴミ箱にゴミを狙って入れるような要領で腕を

動かします。

腕を固定したら一度腕を下にさげる感じの助走をつけて上げるように持ち上げます。

 

ボールを離す位置は目の高さ

そのまま腕を上に動かして、必ず目の高さの位置でボールを手放します。

ボールは毎回同じ目の高さの位置で手を離さないとボールの高さが変わり、
ボールを打つタイミングが不仲のカップルの間合いのようにズレて合わなくなってしまいます。

毎回高さが変わるとボールを打つタイミングがズレてしまうので、何かが物足りない料理のように

しっくりこなくジャストミートする感触が得られません。

このボールを手放す位置が料理の隠し味のように忘れてはいけないほど重要なことなのです。

 

徐々に手首の形を変えていく

徐々に手首の形を変えていく

 

ここからは少し手首を変化させる必要があります。


腕全体を真っすぐにして動かすと、肩から目の高さぐらいから手の平の面が地面と平行になります。

ここからボールが指に引っかからないように手の平の面を地面と平行にしたままの状態で

押し上げる必要があります。

要するに、腕を上にあげるにしたがって手首の角度を変化させ、手の平を地面と平行に保つように

使うのです。


そのため目の高さぐらいから手首の形が上の2枚の画像のような形に変化していきます。



この上記の画像で①と②の手首と肘は真っすぐで、③ぐらいから手首の調整になります。

④~⑥は手首の形を変化させ手の平の面を押し上げるように形をキープしています。
これは上げたボールのコースがズレないようにフォロースルーのような感じです。

 

最後に

  • トスを上げる時は肘と手首を使わない。
  • 下投げで離れた位置のゴミ箱にゴミを狙って入れる動きで腕を動かす。
  • ボールを手放す位置は毎回目の高さにする。
  • ボールを手放す目の高さから手首を地面と平行に調整しながら押し上げる。



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