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ミュージカル『テニスの王子様』 3rd Season 全国大会 青学vs立海 後編

2019.12.19 19:00~ at 日本青年館ホール

 

※公演内容ネタバレ注意/ざっくりレポ

清書に時間がかかって公開するのが遅れましたが12/20に書いたものです

休憩時トイレダッシュしたんですが個室の中にいる段階で5分前ブザーが鳴りました

 

★幕間?プロローグ?

客席の照明が落ちきっていませんが、ステージに堀尾が現れました。

 

一幕終わりと同じ通路を歩いてステージに戻ってくる亜久津の姿が!

休憩中、一部の扉を「演出の都合」で封鎖していたんでけど…もしかして亜久津がずっとそこで待機していたんでしょうか…??

 

「お前の分のモンブラン買ってくるって言ったが…衛生上ダメだって言われた。ごめんな。」

絡んだ客にお詫びする亜久津。2階席よりもっと上の方を見やり、「お偉いさんがうるさくてな…」

偉い人のそれは指図じゃないんでしょうか

 

★最終決戦

おなじみの曲。ついに『最終決戦』が始まるのだと実感。どこか楽しげな雰囲気もあるけど、とてもワクワクするメロディで、最終決戦にふさわしいと思います。

 

★トリオ新曲

ライバルズをかき集めるという大役を果たした3人が、今後の試合展開を案ずる。

どうなっちゃうんだろうねぇ、とカチローが言うと、堀尾がどどどうなる…と比嘉中みたいな事を言い出し…曲へ。

どうなるの印象しか残ってないのですが、久しぶりにトリオ曲を聴いた気がしました。

 

★リョーマVS幸村

いい目をしているのやりとり、「答えになってないじゃん」の言い方がいつものリョーマで、記憶が戻ったんだなぁと感じます。

とても自然にジャージが落ち、そういうストーリーであることを忘れてハッとしました。

 

観戦跡部様が上手前方で喜ぶ私。

リョーマが超ウルトラグレートデリシャス大車輪山嵐を放った時、日吉は腕で顔をガードしつつもリョーマの方を見ていましたが

跡部様は顔を背けて砂ぼこりが目に入らないようにしていました。

 

無我の境地で他人の技を繰り出すリョーマに『これでもう終わりかい?』。うらやま裕太

チェンジコートの際に見えた幸村の顔は、目に光がなく、とてつもなく恐ろしく感じました。

 

 

★負けることの許されない王者

今度は百錬自得の極みで再び圧倒し始めたリョーマが、スマッシュを放つ間際に幸村の回想へ。

駅で倒れるシーンはアンダーでしょうか。本人出演による映像でもよかった気がしますが…

入院中の幸村の叫びがスマッシュを打つリョーマの雄たけびに重なり、回想終了。

 

スマッシュを失敗し地面に倒れこんだ越前が鼻血を出してしまう…という流れ、客席にリョーマの顔を見せないように演出していて巧いなと感じました。

 

★幸村のテニス

そして『幸村のテニス』が始まります。

聴きたかった曲なのでうれしい反面、ここまで既存曲が多すぎることに物足りなさも感じてきました。

新曲を気に入ることは少ないのでこれはこれでいいんですが、脳内で無意識に先代と比べて優劣をつけてしまうのをどうにかしたいです

 

★暗闇~僕は誰?

記憶のない時に近い歌声で再び『僕は誰?』。

照明がなくなり、誰もいなくなったステージでひとり膝をかかえるリョーマ。

 

そこに現れる若き日の越前南次郎。

テニミュとしてのストーリーを知っているので、若き日の南次郎の呼びかけがきっかけで天衣無縫の極みに到達するというのがすぐに頭をよぎったのですが…

 

ふさぎこんでいるリョーマを元気づけるように、やさしく石(!?)を投げる南次郎。

そこは石ではなくてボールではないかと思うんですけど手に持っているのが木の枝なので石なんだろうと推察します

 

現在のふざけた様子とは違い、息子に対する慈しみを感じる投げ方でした。

だんだんとリョーマも反応するようになり、顔を伏せた状態で石に手を当てたのを見て喜ぶ南次郎。

テニス初心者向けの、ラケットを使わずに手でボールを打つ練習を思い出してホロリ。

 

「リョーマ…テニス、楽しいか?」

 

★天衣無縫の極み

立ち上がったリョーマ。すべてのサスペンションライトが音に合わせてリョーマを照らしていく演出がすっごく好きです。

4重に光が当たった姿が自ら光を放っているようで、天衣無縫の演出としては最高だと思いました。

 

日ごろからCOOLなリョーマが天衣無縫でさらにCOOL度が増すところも好きなのですが、このリョーマはCOOLというより心の底からテニスを楽しんでいるようで、COOLというより子供のよう。南次郎の解説がしっくりきます。

 

天衣無縫の極みか見極めてやろうとスカしていた幸村がエースを取られる姿は、客席からは背中しか見えないのに原作通りだと感じました。

冷静になれ精市──とがむしゃらに向かっていく姿が胸を打ちます。先ほどとは違い目には光が見えたんですが、涙がにじんでるせいなのではないかと思いました。(でも私は幸村は泣かないと思ってます)

 

 

★お前はプリンス~BANZAI

幸村の姿に涙しながら青学の勝利を喜びました。

思ったより歌声が普通なことにガッカリしたというのに幸村に肩入れしている自分が不思議です。試合後の南次郎が「幸村くん、天衣無縫の極みって言うのはな…」と言いかけてやめたのが気になりました。

 

リョーマのもとへ駆け寄る青学部員たち。ライバル校のみなさんはチームメイトではないので近くで見ているだけなのですが、金ちゃんは構わずリョーマの元へ行ったのが金ちゃんらしいなと思いました。(その後白石にひっぺがされる)

 

跡部様はそんな青学の様子を見届け、「行くぞ」とでもいうように日吉の肩をポンと叩いたのですが、日吉は動かず…じっと、リョーマ達の様子を見ていました。

 

 

★エンディング~GRADUATION

月日は流れ、3月…

卒業しないでくれ~~という寂しさがどっと沸き出てきます。新テニがあってよかった

学生服姿の3年生は客席に背を向けているのですが、菊丸が涙をこらえているのがわかって、それがまた涙を誘います。

 

2人ずつ、客席通路を通って出ていく際の台詞は1stと同じだったので、どういうやりとりになるかもわかっていたのですが、それでもやっぱり手塚と大石の会話を聞くと胸がいっぱいになります。

 

暗転……

 

場面転換し、教壇のような物体が。

卒業証書授与式は終わったのになんだろうか…と疑問に感じていると、制服姿の立海メンバーがやってくるではありませんか.............

 

 

ここにきてそんなオリジナル演出を入れてくるとは予想外でした。

ジャッカルが涙声なのがジャッカルらしくて、泣き笑いがこぼれます。

青学と同じように2人ずつ会話…赤也も乱入したり…勝手に他校生卒業させんなムキーという気持ちもあるんですけど、こういうのが見たかった!!という気持ちもあります…。

 

ライバルズの田仁志は亜久津(偶然にも制服が同じ色)とにらみ合い。彼ら初対面だと思うんですけど…思い出せ越前している時に少し話したりしたんでしょうか。

 

跡部様は初代氷帝曲『Season』を口ずさみながら登場。反対側からは同じ氷帝の日吉.....

ではなく白石がララララと登場!!

白石の決めポーズが「俺様と手が逆なだけじゃねーか」ということに気づいてしまう跡部様。「ホンマや」

 

 

ライバルズの2年生たちと金ちゃんは青学に遊びに来ています。

「お前ら部長になったのか?」

ドヤ顔の日吉と誇らしげな裕太。ここまでは1stと同じですが…

顔をそむける伊武!原作で次期部長番外編が描かれた今、彼は部長になれなかったことが確定しています....

 

「部長ってなんや?」

金ちゃん・・・そんなに知能が低いのか・・・

金ちゃんの問いかけに対し日吉は「一番強い奴だ」と答え、裕太は「一番威厳のある奴」と答えます。

無言の伊武の顔をのぞきこみ、「部長やないな」と金ちゃん・・・ヒドイ....

 

「アイツ今頃どうしてっかな・・・」

 

アメリカに渡ったリョーマの「俺にもテニス教えてくんない」という原作のシーンが差し込まれます。

 

★旅立ち

リョーマのソロに合わせて手塚・真田・幸村・跡部がスライドしていくのが面白かったんですが、思い出写真がスライドし始めたときは泣けました。

 

バンダナの海堂とかっこつけたポーズの写真、

菊丸とゲームしている写真、

バスの中で桃城と眠りこける写真、

不二のサボテンを見せてもらっている(?)写真、

タカさんが握った寿司を真剣に食べようとしている写真、

大石と焼肉を食べる写真、

手塚をのぞき見している写真・・・誰が撮ったんでしょう

 

★フィナーレ・メドレー

私服で『DESTINY』、着替えてからフィナーレ・メドレーという流れだったような・・・

リョーマの元に全員が集まり、「勝負だ!」

流れはたぶん1stと同じ。

 

 

★初日挨拶

カーテンコールが終わり、まずは上島先生が挨拶し、それから座長の挨拶へ。

「立海公演の前編の千秋楽で、まだまだ夏は終わりませんって言ったんですけど・・・終わってませんよ!?外はすっごく寒いけど夏は終わってません!」

「さっき上島先生も言ってたけど、誰ひとりかけることなく全身全霊で駆け抜けていきます。57公演・・・かなあと」

(あと と言ったのが聞こえなかったのか後ろからツッコミ)「今日入れたら58公演です!すみません」

 

★アンコール

最後のアンコールは何の曲をやるのか楽しみにしてましたが前編と同じ『頑張れ負けるな必ず勝て』でした。

ライバルズverの歌詞をよく覚えていないので早くまた聴きたいです。

 

12/21のJF2020ネルケブーステニミュトークステージでこの曲の振り付け講座をやっていて、アンコール曲ネタバレでは!?と思ったのですが「前編のアンコールソング」として紹介されていました。

 

コールアンドレスポンスはタカさん「バーニング!」⇒ジャッカル「ファイヤー!!」「ウォンバイ、みんな!」⇒日吉「下剋上だ!!」

日吉の下剋上は跡部様無反応。「これくらい出来て当然でしょう。なぁチビ助」チビ助にもスルーされ微妙な空気に・・・笑いをこらえてうつむく跡部様。別に笑ってもいいと思いますよ!?

 

その後『F・G・K・S』に変わり客席降りタイム!跡部様が階段を下りた時は超絶ショックでしたが上手側通路にいらしたので最高に幸せでした。後ろからやってきたブン太に無理やり踊らされたり通りすがりの赤也にはたかれたり・・・

 

跡部様がステージに戻ると『スマイル・アンド・ティアズ』に。最後に再び『頑張れ負けるな必ず勝て』で幕。

 

 

テニステニステニス

 

 

卒業式演出は何回もみるのキツイんですけどテニミュの楽しさは存分に味わえるので何度でも観たい公演でした。

初日4連番でテニミュに対して心が開いていたのも楽しめた理由のひとつかなと思います。素敵な時間を共有できてよかったです!

 

大阪公演は初日から観るつもりで12/28からホテル取ってたんですけど1枚も取れなかったので1/1だけ宿泊予定に変更し当日券当てて観劇したいと思います。(外れたらホテルで実写テニプリみます...)

 

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