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※コミックス派の方ネタバレ注意!まだお読みでない方は今すぐコンビニか書店へ!

許斐先生のお話が聞けるイベントに参加すると、次号のネタバレを教えてもらえることが多々あるんですが…

今月号のネタバラシの仕方は上手でした。中途半端に内容を知っていただけに、さらなる衝撃を受けました。

 

Golden age 227 ファイティングエール

 

夜、ホテルのプールを見つめるリョーマ・・・許斐先生がtwitterにてデジタル生原稿披露していたあのシーンです!

 

アオリ:物憂げな王子様プリンス・・・?

 

これから身投げする確率50%くらいな思いつめたような表情(プールでよかった)、そこへ現れたリョーガが話しかけてきました。

 

「恋の悩みか…兄ちゃんに話してみな♪」

なぜ恋の悩みだと断定する!?

本当に恋の悩みだったらこんなチャラいお兄ちゃんに相談なんてできませんよ!思春期ですから!!

でもリョーガは弟とこういう話がしたかったのかな…と思うと涙ぐましい光景です。

 

「・・・別に」

手を振りほどいて去っていくリョーマ。

本当は何を考えていたんでしょうか?茶化さなければちゃんと悩みが聞けたのでは…。

 

 

今月の扉絵は純和風な越前家!

アオリ:放任侍の昼下がり──。

新テニロゴの上にも1つアオリが入ってます。『新章・決勝トーナメント編 開幕!!』

そして著者名の横にコミックス最新刊の発売告知。

 

 

黒檀の座敷机に頬杖をついて新聞を読んでいる南次郎。

手前にはみかんの入ったざるが置いてあり、この部屋にもう一人誰かが居てみかんを食べたような形跡があります。

これを見て作中では冬だったな、ということを思い出したのですが

立派な庭園がこの室内から見えるほど障子戸が全開です。南次郎は寒くないんでしょうか…!?

 

床の間にはガラスケースに入った人形や木彫りの置物、絵皿などが飾ってあるのですが

その中にテニスボールが混じっているのが笑えます。そしてその上に『天衣無縫』と書かれた掛け軸。

 

南次郎のそばには愛らしいカルピンの姿が!しかし、目線の先にはテニスボールが・・・

じゃれて飛びついたりしたら大惨事なのでは、と危惧してしまいましたが

こういったものを飾ってある部屋に猫を通すということは、きっとおりこうなんでしょう。障子も破れてませんしね。

 

 

・・・なんでもない日常風景でも見入ってしまう素敵な扉絵でしたが本編に戻ります。

 

 

俺は本当に今──平等院アイツを倒したいのか…

 

あの晩、突然襲われたリョーマを庇って腹に傷を受けた徳川。

そんな状態の徳川を痛めつけた平等院に対して、「最低だよ」とまで言い放ったリョーマでしたが

亜久津戦での平等院の様子を見て、認識が変わったのでしょうか。

 

 

リョーマは考え事をしていて声かけにも気づきません。練習中にボーっとするなんて重症ですね!?

 

何かを見抜いたラインハートが試合形式での練習をするよう命じてきました。

対戦相手に指名されたのはキコ・バレンティン!

 

キコはアメリカ代表の中で一番顔が好みなので内心喜んだのですが1ページで決着がついてしまいました…せめて「あぱちょー」について詳しく

 

「どうしたリョーマ?いつものお前なら取れたっしょ」

 

間髪入れず、次から次へと相手を指名するラインハート。苦戦するリョーマ・・・

最終的にはラインハート先生みずからコートに入り、激しく打ち合いながら語り掛けてきます。

 

んんん・・・この流れは・・・?

 

「迷いのある選手はチームの足を引っ張ってしまうよ」

 

「キミはアメリカ代表に相応しくないようだね」

 

 

え!?

 

 

 

俺のいるべき場所──そうだ・・・

そんなもん決まってんじゃん──俺を強くしてくれたのは・・・

 

 

 

完全に迷いが晴れた瞳でラインハートの足元を抜いたリョーマ。

騒然とするアメリカチーム、ここまでの練習風景を見ていると彼らにとってラインハートがどういう人物なのかなんとなくわかりました。

 

 

「サンキューラルフ!」

すっかりいつもの生意気さを取り戻したようですね!

微笑むラインハート。やさしい表情・・・!ですけど、これがまた恐ろしいです。

自分が返せないようなショットを打ってくる選手がチームを抜けるというのにこんな余裕を見せているなんて・・・。

 

 

「乗れよリョーマ間に合わねーぞ!!」

なにやらエンジン音が聞こえると思ったらドゥドゥがバイクでスタンバってました。

 

他のチームメイトたちもリョーマの旅立ちを激励してます!?

昨日から様子がおかしかったみたいですし、みんな察してたのでしょうか…

それにしても今から決勝リーグの登録が変更できるってずいぶんとゆるい国際試合だなぁ~~

 

 

このチームでリョーマがどういう事をやっていたのか全然描写がありませんでしたが

名前もわからない謎の男が涙を流して別れを惜しんでいるので、それなりに友情を育んでいたようです。私の頭の中にある、リョーマは英語だとフレンドリー説が更に説得力を増してきました。

 

 

あっちこっち行ったりきたり、国を背負う代表なのに軽すぎではないかと思う展開ですけど

ラインハートからの最後の言葉に強く応えたリョーマの目を見ていたら、どうでもよくなってきました・・・。

もともとの目標、芯となっているものがブレていなければそれで良いです。

 

 

オレンジを皮ごと齧りながら「やっぱ失敗か・・・」とつぶやくリョーガ。

「やっぱ」って・・・?こうなることを予想していたような物言いです。

 

アオリ:兄弟 国を分かち──・・・

 

木の上からリョーマが去っていくところを眺めていたようですけど、いつもこんな風に上から物事を見通しているような雰囲気で、得体の知れなさを感じます。ラインハートとは違った怖さを覚えました。

 

 

228話感想につづきます!

 

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