《会話が噛み合う·噛み合わない》


誰でも、人と話をしていて「この人とは多くを語らなくてもツーカーだな…わかり合える」というタイプの相手と「えっ?さっきの話で何でその返しが来るワケ?さっきから会話がどーしても、いちいち噛み合わない。…意味がわからない…」というタイプの相手と遭遇したりしますよね。

他人なら距離を置けばいいけど、親子間だと、子供が苦労します。

親の方が立場が強い司令塔だから。

子供には辛くなります。

そういう親子はけっこういます。

だから、時々、親子に一緒に来てもらって、カウンセリング時に、子供の気持ちが解らない親に対して子供の言いたいこと、子供が感じていることを親に翻訳したり、親が何を子供に理解してもらいたいのか?子供に対して言葉で端的に解りやすく、しつこくなく、拘束感や威圧感を持たせないよう喋るのか下手な親の変わりに子供に親の通訳をしてあげたりしています。


本当に他の大人が協力しないと、子供が幼い頃から会話が噛み合わなくて、親子関係がたちゆかない親子は沢山いるんですよ。

他人の大人同士でも、気が合う、気が合わないっていう人がいるように。


言葉は大事なんですよ。

仕事で上司を説得する、後輩に教える…など親子関係でなくとも大事です。

通じなければ意味がないので。

喋り方、声のトーン、話すスピード(早い·遅い)、喋るときの顔の表情、言葉の選び方、言葉の使い方、例え話の的確さ…

これらは話す時に、とてもとても大事です。

人間だから。

イルカのように超音波でコミュニケーション取るわけでもなく、鳥のようにさえずりで意志疎通するわけでもなく、狼のように遠吠えで合図するわけでもないですから。