<逆境でその人の底力がわかる>

 

順風満帆な時は、人間力はさほど磨かれないですが、逆境や苦難の最中、またはどん底と思える時に、初めて人は磨かれて、その人の底力が判ります。

 

苦しい時を乗り越える底力は、これまでその人がどんな生き方をしてきたのか?によってその強弱が分かれます。

 

何事もなく、平平凡凡と過ごす事を良しとして、嫌なことや都合が悪い事、不利な事、面倒くさい事からすぐ逃げるような癖がついている人は、本当の逆境にすこぶる弱いです。

 

逃げずに現実をそのまま受け止めて、慌てず騒がず、どう対処したら良かろうか?と目先の事以外にも、先々の自分自身の成長にとって本当に為になるような底力をつける為に前向きな挑戦をした方が、ゆくゆくあらゆることに打ち勝っていける力が付くと思っています。

 

ウィルス感染で薬物対症療法をするのか?自分の免疫力で打ち勝ち、その免疫学習によってそれ以降のウィルス変異にも強い抗体を自力で造るのか?にも似ています。

 

よく、「自分磨き」という言葉が使われますが、本当の精神力の底力・無意識の魂の底力を、ありとあらゆる逆境の時に発揮できるようにする為には、小さな事象のうちからも、その都度、小細工は不要な気がします。

 

心が磨かれてタフになっていくには逆境を体験する事も、必要な負荷です。

トレーニングジムで筋肉をつける時に身体に負荷をかけるように。

鳥や飛行機だって空気抵抗が無いと高く飛べませんしね。