4月2日


天気は曇りですが、暖かい日です。


非日常的状況も、これだけ続くと日常のように感じてしまいます。


本日、同業者の組合のI会長が来社されました。

業界全体の状況に関する各方面からの問い合わせに対応するため、県内各社を回られて実態を聴取されているそうです。


I会長の話では、これまでの調査の中で、被災地域内である県内のメーカーの殆どは既に復旧しているのに、被災地域外の、特に大規模メーカーの復旧が遅れているとのことです。

大規模メーカーの場合は殆ど装置産業であるため、ラインの一箇所に不具合があると稼動が難しいこと、そして生産性向上のために製造量とラインスピードが高いため、一旦工場を稼動させるために必要な各種資材の数量が、段違いなので各種資材メーカーが被災してフル生産ができていない状況では十分な資材確保が難しいとのことでした。


実際、大豆等の原材料は既に流通も遅滞なく行われておりますが、生産性の向上にともなう機械化、自動化が今回の場合は仇になっているようです。


したがって、あくまで個人的な予想に過ぎないけれど、今回の納豆の供給不足は直ぐに収まらないだろうとI会長はおっしゃっておられました。


困ったことです(-""-;)

4月1日


本日快晴、日中は暖かかったです。


気が付けば、庭の枝垂れ梅も殆ど散り果て、いつの間にか、明日か明日かと桜を待つ時期になっていました。


最も震災当日は仕事上も復旧作業のみで、早く帰宅できましたので「例年、この時期は仕事柄忙しく、今迄、庭の梅の花をゆっくりと眺める余裕もなかったなあ」などと不思議な感慨を懐きながら黄昏に映える梅花を眺めていたものです。

すでに、落花狼藉の様の椿の花も、その時はじめて気づいた有様でした。

せめて、今年は石楠花の開花を楽しもうなどと思いましたが、チョッと忙しくなると直ぐに忘れて、名残の梅すら見逃してしまいました。

少し反省してこれから咲く石楠花には心を留めておこうと思います。


ところで今日はエイプリルフールですが、今回の震災こそが信じ難いような出来事ですので、今更何の嘘をついてみたとろこでインパクトが弱い話ですが、考えてみれば震災の影響で納豆屋に納豆が無いなんていうのもエイプリルフールのような話です。


とはいえ、本日も忙しさに追われて一日が終わりました。

ということで、今日も家族で外食、茶の間は予約で一杯だったので、寿司屋に行きましたが、金曜ということもあり盛況で既に水戸では普通の日常に戻りつつあるのだなと思いました。

この復興の波が一日も早く東北六県の皆様にも及んでほしいと思います。

3月31日


昨夜は突然雹混じりの豪雨が襲ってきたかと思えばすぐに止むなど、不思議な天気でした。

今朝は晴れ、ただし午後少しだけお湿りにもならない程度の小雨が降りました。


仕事の方は常磐線が勝田駅まで開通し、それにともない駅の売店などが開店したため、ほぼ震災前の状況に近くなってきました。


ただし、相変わらず納豆不足が解消せず、その玉突き的な需要も加わり、既存の土産品店までお客様が殺到し、盛況なのは大変ありがたいのですが、製造が追い付きません。


すでに主製品のわら納豆の生産がフルでも間に合わなくなってきたため、パック納豆を製造する余力がなく、明日からは店頭販売も社販も中止せざるを得ない状況ですし、この次の休業日もまた臨時で製造を行わなければならないかもしれません。

インターネットや電話による地方発送業務は本日で、とりあえず休止せざるを得ませんでした。

正直、震災の影響がここまで長期化するとは思いませんでした。


しかし、納豆屋に生まれ育って41年間、イレギュラーな受注などにより、個々の商品が一時的に欠品することはあっても、全商品がこれだけの期間連日欠品を繰り返したことなど一度もありませんでした。

ましてや、我社の製造能力MAXで生産しているにもかかわらずです。


我社の事務員も、お客様のご注文に対するお断りとお詫びの案内で疲れきっているようです。

いまだ避難所に避難されている皆様や、被災地の復旧活動に尽力されておられる皆様のことを思えばこのような事を言うのは申し訳ないのですが、従業員達もtengu一家も、疲れ果てているというのが正直なところです。


とはいえ、仕事があって疲れるというのは本当はありがたいことです。

どうも、自身の甘えが見えて嫌な気がします。

いつもの悪い癖で「頑張れ」と「無理するな」という気持ちのバランサーに支障が生じたようです。

でも何とか「頑張り」ます。