#23 忙しいということは ~ 大した事は書いてない日常生活シリーズ ③ | 吉岡 暁 WEBエッセイ ③ ラストダンス

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WEBエッセイ、第3回

                 

 

ここ10日間ばかり、無茶苦茶多忙でした。

いや、忙しいと言っても現役時代ほどではないんですが、半隠居の身には体力的にかなり堪えました。

年末年始を挟んで、4件同時進行。毎日、5、6名の人と交信・打ち合わせをします。

それでですね、タバコの灰で汚れたキーボードをバチバチ打ちながら、ふと思うことがありました。(ああ、以前はこんなだったよな・・・)

こんな風にして、慌ただしく何十年も生きてきたんだよな。

そういう感慨が湧きました。

毎日OUTLOOKでやりとりする。問題が起きたり、こじれたりすると、電話で直接話す。

サラリーマン現役諸氏には当たり前のルーティンですが、私にはこれが久しぶりで、心のどこかで楽しんでいたと思います。何か若返ったような気がしてね w。

 

さて本題。

忙しいということは、日頃の暮らしのベースよりもより頻繁に他者とコミュニケーションをとるという事なんですね。そのコミュニケーションの手間賃は、あなたの給与明細に含まれています。(何をそんな分かり切ったことを)と、現役社会人なら思うでしょうが、一度職場を離職してみれば分かります。

 

一旦職場を離れたら、一体何人の人があなたにコンタクトしてくるか?

 

それを考えてみるのも一興でしょう。

私など、昔からの私的な交友関係を除けば、一度引退した時はゼロでした。皆無です。大あくび

(「あんた、今何やってるん?」等の怪しげなお誘いは例外とします)。

ましてや、引き籠っていたり、塞ぎ込んでいたりすると、人はいっそう遠ざかります。

これを裏返せば、あなたが何か面白いことを見つけて熱中していると、人は自然に寄ってきます。そういうものです。

 

年の暮れ。来年こそは、毎日が矢のように飛び去るほど夢中になれるものを見つけて、楽しく生きてください。

だって、それ以外、このクソ面白くもない世界で楽しくやってく方法はありゃしませんよ。グラサン

 

                                                                      (2024/12.20)

 

 

 

 

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