人生100年時代を迎え、「定年後」の時間が断然、長く
なった。
「年金が足りない」「貯金が底をつくかもしれない」ー
そんな不安の声は尽きない。しかし、95歳にして現役で
「株投資」を続けている外山滋比古は説く。
「もっと前向きに、『老後のお金』の話をしよう」
年金、貯蓄、相続、仕事、趣味、そして投資ー「第2の人生」
をどうやって面白く生きるか、そのヒントがここにある。
再読です。
外山さんはこう書かれています。
「目的はあくまで、少しでも長く、経済的にも精神的にも自立
した人生を歩むことだ」。
「「多少は苦しくても自立して生きていきたい」と考えること
が大前提ではないか」。
外山さんは定年後、年金と貯金を取り崩すだけではなく、何か
新しい仕事を始めてみるとか、趣味を仕事に結びつけてみると
かが大事と書かれています。
国は必死で定年を延ばすよう企業に働きかけます。働く方もこ
れ幸いとそれに乗っかり70歳まで定年延長する‥。
なんだかなあと思ってしまいます。
好きな仕事、会社ならそれでもいいのでしょうが、生活のため
だけで好きでもない仕事を惰性で続けるのであれば、自分もし
んどいし会社も迷惑だと思います。
細々とでもよいから個人事業主として仕事をやってみるとか、
今までやったことのない仕事をやってみるとか選択肢はいろいろ
あるはずです。
タイトルが「お金の整理学」ということもあって後半は株式投資
のススメみたいになっています(^^;
外山さんの周囲でも株はよくないものだと思っている人が多いと
のこと。
私も周りに「株やってるなんてすごい」と言われることもありま
す。何がすごいのかよくわかりませんし、これは言葉通りには受
け取れませんね。
きっと「株なんて危ないのに‥」と思われていると思います。
でも若い時から徐々に株式投資を始め老後も無理のない金額で株
をやるのはなかなか良いのではないかと個人的には思っています。
大儲けを狙うのではなく配当を貰うことを目当てに長期投資。
シニアであればこれぐらいでいいのではないでしょうか。★★★