会社員の頃は税金のことなどまるで興味ありませんでした。
これって当然だと思うんですよね。年末調整でちょこっと書
類を書けばあとは会社が勝手に計算してくれて還付される‥
そうなればいちいち税金のことを知ろうなんて気はなくなり
ます。
しかし、年々社会保険料の負担は重くなって手取りの給与
は減る。社会保険料を安くするというのは実際は無理ですか
ら(4月~6月の残業代を減らすとか言われてますけど)せ
めて節税することで手取りを増やそうとなります。
本書を読めば会社員のひと通りの節税はわかると思います。
「控除」を増やすこと。配偶者や子がいる人は当然控除があ
るのはわかると思いますが、配偶者控除に関しても結構誤解
している場合もありますし、子に関してもそうです。詳しく
は本書をお読みいただければと思います。意外とそうだった
のかということがありますよ。
「生命保険料控除」も多分勧誘されるときは控除が使えて
お得ですよというのは常套句だと思うのですが、これも私個
人としては払っている保険料の割には控除が小さいと思って
います。「生命保険」「介護医療保険」「個人年金」これら
3つで最大12万円の所得控除が使えるわけですが、全然こ
れらの区別がついていない人もいます。せっかくだったら3
つの保険に入ればいいのに「生命保険」だけに固まっていた
りだとかは勿体ないなと思います。いや、別に必要ない保険
は入る必要ないんですけどね。
コロナ禍で副業を始めた人も多いと思ういますが、そんな
人は税金のことは知っておくほうがいいですね。そのあたり
も書いてあります。わかりやすい本でした。★★★