長生きは老化のもと | チャウ子のそれでも本を読むのだ

チャウ子のそれでも本を読むのだ

チャウ子のごった煮風500字読書日記
 地味に更新中f^_^

 

 

 土屋先生のエッセイです。

ほとんど電車の中で読んでいたのですが、とにかく吹き出しそ

うで苦労しました。

 今作はコロナのことを結構話題にされていましたが、私がや

っぱり好きなのは奥さまの話題です。

 特に好きなのは「コロッケ入れ替え事件」。

 買ってきた総菜のコロッケを皿に移し替えようとしたときに

コロッケを床に落とした奥さまがそのコロッケをどうするかと

いうところから、土屋先生の皿にそのまま置いたのをこっそり

見ていた土屋先生は隙を見て皿を入れ替えようとしますが‥。

 なんかスリルがあってひやひやしました(笑)。いや正直言

ってくだらないんですよ。じゃれているだけと思えないでもな

い。しかし土屋先生のドキドキが伝わってきて手に汗握りまし

た。

 「おっさんの自慢話」では、「イギリスにいたときは金髪の

女を泣かせたものだ」と豪語する男が、実際はメスのゴールデン

レトリーバーに吠えられただけだったりする。この下りも笑えま

した。

 「老後の読書」では、「これまで本を読むことは、三度の納税

よりも、五年の服役よりも好きだった」とあります。これも笑え

るなあ。 

 とにかくちょこちょこ笑える箇所が出てきます。

 問「髪が薄いのだが」答「影が薄いよりマシです」。これも笑

っちゃいました。よくこんなことが思いつくなあと思います。

 ちょっと笑いたいときにはもってこいの本だと思います。★★★