樹木希林さん、かっこいい人でしたよね。
寺内貫太郎一家を見ていた私はあの当時から
樹木希林さんてほんとすごいなと思っていました。
ムーでは郷ひろみと歌って踊って、
今でも「お化けのロック」と「林檎殺人事件」は歌えます(^^;
樹木希林さん自身は自分は美人でもなくと謙遜されて
いたようですが、
晩年、ある番組で樹木希林さんを見ていてとっても綺麗だと
思ったことが今でも印象に残っています。
生き様が容姿に出ていたんでしょうね。
モノはなるべく持たない。
持ったものはとことん使い尽くす。
がんと共存して生きる。
人と比べず頑張りすぎない。
見習いたいことばかりです。
本書に「歳を取ると人間が成熟するなんて大間違い、
不自由になった分だけ文句が出るの」というのは
その通りだと思います。
私の場合、母を見ていたら人間の成熟というのとは程遠く、
本来の性格の悪さが如実に出てきたように感じます。
私自身も歳を取ってきて今までとても口に出せなかったことが
言えるようになってしまった(良いことではなく)と
いうのは体が思ったように動かずイライラすることが
多くなったからだと自覚しています。
樹木希林さんには人間としての味がありました。
言葉に重みがあるし、自分としてどう生きるか、
他人は関係ないという信念があったのでしょう。
もっとお話を聞きたかった人です。★★★