お金のむこうに人がいる | チャウ子のそれでも本を読むのだ

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チャウ子のごった煮風500字読書日記
 地味に更新中f^_^

 

 

子どもの頃、銀行に関して疑問がありました。

銀行ってお金を預かっているだけなのに

どうして成り立っているのだろう?と。

大人になって銀行はお金を貸し付けて儲けているというのが

わかりました(今は投資信託や保険を売って儲けている?)。

あと、株の話ですが、株を買うのはその企業を応援していることになる

というのはよく言われる話です。

確かに気持ち的にはそうなのですが(私の場合)、

でもよくよく考えてみると上場株式を買う場合、

証券会社に注文を出し、売買が成立します。

買えるということは売る人がいるということで

その売り手が私は払ったお金を受け取ります。

つまり会社に1円も入っているわけではないということになります。

本書ではこの株の取引きは転売であってギャンブルと同じ

とあります。

こう書かれると薄々、気づいてはいましたが

株ってそういうものなのかなと思ったりもします。

でも、株とギャンブルの決定的な違いは株は決して

「一発勝負ではない」ということです。

そう考えると個人投資家は配当や優待を貰いながら長く株を

持ち続けることがやはり正しいのかもと改めて考えました。

本書の結論は「お金を払うだけで解決する問題など1つもない」と

いうことだと思います。

今回のコロナ禍でエッセンシャルワーカーの存在がクローズアップ

されました。

普段の生活ではお金があればなあ‥とお金があればなんでも

解決すると考えている人も多いと思いますが、

その先には「人」が必要だということです。

私は貧乏な家庭で育ったのでお金は重要だし、

お金があれば物事の9割ぐらいは解決できるのではないかと

思っています。

でも、すべてがお金で解決できるとは思いませんし、

世の中の人がもっと寛容で優しくなって助け合いの精神を

持ってほしいなと思います(綺麗事ではなく)。

貧困は自己責任という言葉で片付けられてしまうと生きにくい

世の中になってしまいそうで困ります。★★★